東京は南青山、骨董通りから少し脇にそれた六本木通り沿いに昨年誕生した〈BAROOM〉。〈日本コロムビア〉などを傘下に持つ〈フェイス・グループ〉がオープンしたここは、音楽やカルチャーを発信する円形ホールと、レコードを聴きながら飲食を楽しむミュージックバーのどちらもが主役の、新しいスタイルのイベントホールだ。
ホールを囲むように配置されたBARエリア。日本コロムビアのアーカイブレコードの他、ジャズやクラシックなど様々な貴重なレコードが陳列している。曜日によって変わるセレクターにより、落ち着いた雰囲気の中、気軽に音楽とお酒を楽しめる空間になっている。
誰もが自由に行き来できるこの場所では、食や酒、カルチャーがいつでも待っている。地元に開かれたこの場所から、さらに世界へ、未来へ。訪れれば面白いことに出会えるこの場所から、次に何が生まれてくるのかが楽しみだ。
〈BAROOM〉の全貌
MAIN HALL
円形ステージを囲むように3列の座席を設置。臨場感と一体感のある空間に。音響は最新鋭のシステムを採用。ステージの奥にはグランドピアノと、映像上映用のスクリーン。
LIBRARY & BAR
ケヤキの端材を使ったカウンターなど、落ち着いた雰囲気のバー。南米テイストの料理やおつまみとともに、音楽にインスパイアされたカクテルなどが楽しめる。
膨大な〈コロムビア・レコード〉のアーカイブが並ぶライブラリー。ゲストセレクターを招いて貴重な音源を紹介する日も。スピーカーは、ヴィンテージの〈ALTEC〉。
サックス奏者・馬場智章が案内する〈BAROOM〉
「BRUTUS JAZZ WEEKEND 2023」をより楽しむために、フェスにも出演するサックス奏者の馬場智章さんがBAROOMを案内。カーブしながらつながるバーとレストラン。そして、その中心にある円形ホール。食、酒、そして音楽、あらゆるカルチャーがつながる空間に。BAROOMの公式YouTubeにて公開中。