旭川〈三四郎〉
親戚が旭川に住んでいてよく訪れる店。まず店内に入った瞬間の酒場のムードがいい。ソウルフードの新子焼き(若鶏の半身焼き)は、残ったたれにご飯をついでくれるところまで完璧。唎酒師(ききさけ)の資格を持つ女将に教わった地酒「風のささやき」にも感動しました。
帯広〈魚千(うおせん)〉
調理場にお母さんたちが数人いて、カウンターで何を食べたらいいか素直に教えを乞うと、あれこれ勧めてくれる優しさがあります。ホッケなどの炉端焼きや牡蠣(かき)、大きい卵焼きがおいしかった思い出。やっぱり酒場の醍醐味はカウンターで過ごす時間です。
静岡〈三河屋〉
静岡おでんが名物の青葉横丁の中でも、とりわけ人気なお店。僕は酒場では何よりもその店のグルーヴを体感したい。ここでは名物のアジフライや信田巻き、静岡割り(焼酎のお茶割り)を頼み、店主の口達者な会話に乗るのが最高の楽しみ方です。