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ギタリスト・小野瀬雅生に聞く「全国、何度でも行きたい酒場」

突然ですが、あなたの大好きなローカル酒場を教えてください!酒と食、そして酒場という場を愛するギタリスト・小野瀬雅生さんに熱烈アンケートを敢行。必ずまた訪れたい、東京以外の町で出会ったメモリアルな店と味を教えてもらいました。

illustration: Hitoshi Kuroki / text: Hiroshi Takaoka

石垣〈迷亭(めいてい)〉

経営者ご夫婦がCKBのファンで、ソロでライブをさせていただいたこともあります。メニューを見ても未知の食べ物ばかりで、「アダンの新芽」と言われても、アダンが何なのかわからない。そんな思いもよらない謎の数々に、行くたびワクワクします。

美唄〈福よし 美唄(びばい)本店〉

座敷で飲んでいると、厨房から電話でテイクアウトの注文をとる声がひっきりなしに聞こえてきます。まったりと多忙、2つの時間が流れるような店内の空気が素晴らしい。何を頼んでもおいしいんですが、鶏の正肉(胸)のカツ「せいかつ」が最高でした。

大阪〈新多聞(しんたもん)酒蔵〉

去年初めて訪れましたが、まずメニュー表にびっくり。和風のおつまみとマレーシア料理が混在しているんです。それもそのはず、日本人女性とマレーシア人男性のご夫婦がやっているお店でした。天満界隈にはカオスなお店がとにかく多くて、今開拓中です。

黒木仁史 イラスト
〈新多聞酒蔵〉のメニュー表。中央にはマレーシア出身の“はんちゃん”の名前が冠されたコーナーが。