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画家・落合翔平に聞く「全国、何度でも行きたい酒場」

突然ですが、あなたの大好きなローカル酒場を教えてください!酒と食、そして酒場という場を愛する画家・落合翔平に熱烈アンケートを敢行。必ずまた訪れたい、東京以外の町で出会ったメモリアルな店と味を教えてもらいました。

illustration: Hitoshi Kuroki / text: Ku Ishikawa

さいたま〈力(りき)〉

埼玉といえば浦和レッズ、そして常にレッズムードがあふれる場所。選手も通うローカル酒場で、赤いバイスサワーで乾杯するのが儀式。試合の日はとんでもなく大盛り上がり。チームのオフィシャルグッズが飾られていて、ミュージアムのようでもある。

さいたま〈いづみや本店〉

朝の10時から賑わう、地元・大宮のランドマーク的な酒場。大人にとっての、大宮の入口。170円のもつ煮をはじめ、安くて旨い。カラオケでオールして、マックで時間つぶして、開店時間から迎え酒っていう流れは良い思い出です。

京都〈静(しずか)〉

地方で渋い店に行くのが趣味。ここはもう内観が異世界すぎて。手書き文字がびっしり書かれた壁に、ギターや小さいテレビ、古ぼけたポスターが並ぶカウンター。お客さんが爪弾くギターの音色が2階から聞こえてきたのもやばかったですね。

黒木仁史 イラスト
心地よいカオス空間〈静〉。京都大学の教授や会社員などの名刺が差し込まれた、珍百景的な障子も。