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突撃!現地酒場。新大久保のコリアンタウンでネパール料理店が絶賛拡大中

行き交う言葉も看板もまさにカオス。かつてのコリアンタウンは、タイ、ベトナム、トルコ……と、多国籍化に拍車がかかり、異国感がハンパない。中でもネパール料理店は「来た時からあるのは1軒だけど、いまや25軒は下らない」と在住10年のネパール人談。移住者の増加とともに絶賛拡大中で、多民族国家ならではの郷土食まで、一日中飲んで楽しめる。

Photo: Naoki Tani / Text: Yuko Saito

〈アーガン〉

リトル・カトマンズを
リードする人気店

エレベーターを降りるや広がる、豪華な調度品を設えたアーガン(=庭)。ネワリとタカリの民族料理で勝負する店は、干し飯・チウラと楽しむ酒飲みセットも豪華。伝統のひえ焼酎が酒器からチャイのごとく注がれ気分がアガるが、28度なので飲みすぎには注意。

〈ソルティカージャガル〉

界隈では古株の6年目
食材店の奥の秘境

駅から2分の異国、イスラム横丁沿いのビル2階にある食材店の、さらに奥という高難度。が、入れば、豊富な酒類と多彩なアテが一日中お出迎え。店主いわく「噛み応えのある肉で一杯やるのが大好き」なネパール人に倣い、辛さ痺れる干し肉炒めからどうぞ。

〈ムスタング タカリ〉

料理上手といわれる
タカリ族のレストラン

郷土の発酵乾燥青菜やトマトの漬物、オムレツなどの副菜が、カレーやダルと一緒に所狭しと並ぶ真鍮の皿は、タカリらしい。店名はよく変わるし、なぜかメニューにナンもあるけれど、民族の誇りは一貫。経歴15年のシェフのダルは味わい深く、酒の後に。