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マキタスポーツが行く佐賀県のサウナ5選。未知なる感覚を切り拓く、新聖地巡り

今、全国のサウナーが憧れ、詣でる〈らかんの湯〉。擁する佐賀県には、まだまだ訪れるべき施設がある。サウナを愛するマキタスポーツさんが、一肌脱いで5軒を行脚します。“ととのう”先に、何がある⁉

photo: Yukino Nakanishi / text: Makita Sports, BRUTUS

旅人:マキタスポーツ(芸人、ミュージシャン、俳優)

〈御船山楽園ホテル〉
らかんの湯

常に進化を続ける、
日本一のサウナ。

国指定記念物の彩り豊かな庭園横で、2019年に新設されたサウナ施設。その年から日本一の称号“サウナシュラン”を3年連続受賞。

本場フィンランドを視察した代表・小原嘉久さんによって計算された動線やサウナ室が高い評価を得ている。昨年も世界最大級の薪サウナ、休憩用の喫茶室、客室サウナが増設。

驚きマキタ度:★★★★
「恐ろしいほど綿密に計算されていました。喫茶室も最高!」

〈唐津シーサイドホテル 東館〉

新たな“ととのい”の境地。
130分で巡る入浴法。

2019年、唐津湾を望み、虹の松原と隣接する好立地にオープン。複数のサウナや浴槽を約2時間で巡り、ゆるやかに体を温め冷ます「ローマンアイリッシュバス」スタイルを採用。体に負担をかけず、じっくり芯から温める。

ととのいマキタ度:★★★
「“ととのう”とはまた違う快感。家族と楽しめるのでまた来ます。」

〈古湯温泉ONCRI〉

開湯2,200年。伝統ある
温泉地のぬる湯とサウナ。

脊振山麓の古湯温泉で、2012年に開業した湯治場リゾート。紀元前に発見されて以来、「美人の湯」として親しまれる温泉は、1日43トン余りを湧出。源泉の温度は35〜38℃で、サウナを終え、水風呂で冷えた体にちょうどいい。

無理なく長時間浸かることができる。箱サウナ(箱蒸し風呂)、ドライサウナのほか、寝湯、立湯、足湯、天然砂むし温泉(別途2,200円)などがある。

楽しめマキタ度:★★★★
「箱サウナや砂むし風呂が新鮮。山を見ながらのぬる湯もいいね。」

〈ヌルヌル有田温泉〉

温まった体に染み入る、
超軟水の冷鉱泉。

陶器の町の地下水から汲み上がる上質な冷鉱泉を活用すべく、2011年に開業。朝のオープンと同時に人が列をなす、地元で愛される浴場。内湯の温泉、露天の冷鉱泉、そしてドライサウナがある。

癒やされマキタ度:★★★
「水と、猫と、地元の人と。身も心も柔らかく包まれました。」

〈オクチル〉

名水を感じるための、
山奥のアジト的サウナ。

セルフビルドで建てられた、山々に囲まれたテントサウナの施設。2021年、マスなどの養殖が盛んな水の町で、元マッサージ師のリュウジさんが「たくさんの人に、地元の水に浸かってほしい」と開業した。

人生変えちゃうマキタ度:★★★★★
「水風呂もサウナもたまらない、開業のストーリーに共感!」