洋食をもっと身近なものへ。創業エピソードを知る
〈ロイヤルホスト〉の原点は、1953年創業の福岡〈ロイヤル中洲本店(現・レストラン花の木)〉で、マリリン・モンローが訪れ、オニオングラタンスープに舌鼓を打ったとの逸話が残る。著名人や財界人で賑わうこのフランス料理店のオーナー・江頭匡一さんの人生を変えたのが、「一度でいいから〈ロイヤル〉に行きたい」という靴磨きの女性の言葉。「一般の人でも気軽に入れるレストランを作る」と心に決め、その思いは71年のロイヤルホスト創業に結実する。
創業時から守り続ける洋食の味
ロングセラーを誇る、この3品。中でもオニオングラタンスープは、セントラルキッチンでコンソメから仕込むなど、モンローが絶賛した〈ロイヤル中洲本店〉の味を今も守り続けている。近年は小皿で提供されるビーフシチューも、牛肉を一晩煮込んだ後、手切りしてソースと合わせるなど手間ひまを惜しまない。70年代の黎明期からメニューブックに載るコスモドリアは、現在もエビ、チキン、栗入りで、人気の一皿だ。
藤井隆さんも、ロイホ好き
ロイヤルホストの大ファンを公言する有名人は多い。その一人がタレントの藤井隆さん。2022年9月発売のアルバム『Music Restaurant Royal Host』では、念願のコラボを実現、初回限定盤の歌詞カードは、メニューブックをモチーフにデザインした。また全国のロイヤルホストで開催したリリースイベントやライブには、応募者が殺到。ステージには実際の店員さんも登場するなど演出に“ロイホ愛”あふれる工夫が凝らされた。
資料提供:ロイヤルホールディングス