「椅子やカトラリーを見るときは、眼鏡と同様に、人の骨格との関係で生まれるデザインや使い心地のよさが気になります」
そう語る外山雄一さんが薦めるのは、〈東京都現代美術館〉の近くにオープンしたばかりの〈topso〉。倉俣史朗のテーブルやフィリップ・スタルクの最新作のほか、グイド・ファレスキーニのレザーチェアなど、日本ではここにしかない超レアブランドの家具も。
「〈topso〉に並ぶ家具や照明の魅力は、そのデザインに辿り着くまでの物語や、職人が使い心地を懸命に模索したであろう道筋が感じられること。お店の方々の知識やモノへの愛情の深さも、人に薦めたくなる理由の一つです。こちらの興味に寄り添いながら話してくださるブランドストーリーや名作の逸話を、実際に触ったり座ったりしながら目と心に焼き付ける。それはかけがえのない体験です」
同じ喜びを感じるのが、日本の器などを扱う〈工藝 器と道具 SML〉や〈pejite 青山〉。「店を出た後“良いインプットができた”と満たされる感覚も、ぜひ味わってほしいです」
topso(清澄白河)
ジオ・ポンティやエットレ・ソットサス、ヴィットリオ・ノビリなど1930〜80年代の家具や照明を中心とした現行品が並ぶ。〈牧野漆工芸〉など工芸家との協業作品も展開。近くにヴィンテージ家具を扱う姉妹店〈stoop〉も。


工藝 器と道具 SML(中目黒)
プロの料理人からの信頼も厚い器と生活道具の店。民藝の流れを汲む作り手の器に加え、大谷哲也の磁器や垣内信哉のガラス、〈飛松灯器〉の照明など、現代作家の道具やプロダクトが充実。料理と道具のワークショップやイベントにも定評あり。

pejite 青山(表参道)
栃木・益子(ましこ)の陶芸工房から届くオリジナルの器のほか、阿久津忠男や平田直人の陶器、木工作家・阿久津槙之介のカトラリーなど作家ものが揃う。個展も毎月。古家具の什器(じゅうき)は購入可能。25年3月には清澄白河に古道具店〈白灯舎〉も開店。
