鉄板で豪快にグリルする、
“ホット”なサンド&ドッグ。
ホットドッグ界の新旗手として活躍する恩海洋平さん。夏のアウトドアシーズンに向けた新作は、キャラメルオニオンたっぷりのホットサンドだ。「ホットドッグを作る時は鉄板が活躍してくれるので、ホットサンドもあえて鉄板で豪快に作る」という。
「たくさんの具材を同時に調理できるので鉄板は便利。下に置いた炭の直上は強火、炭と距離を置いた端の方は弱火といった具合に、温度調整もできちゃうしね」と、鉄板の上では2品の調理が同時進行。コテを使いこなし、何種類もの具材を次々に仕上げていく。
「今回のホットサンドにチーズは外せないアイテム。何種類か組み合わせて、トロットロ&カリッカリに焼いてそれぞれの魅力を引き出したいので、ホットサンドメーカーでは狭すぎる。だから豪快にチーズをはみ出させる、でっかい鉄板がいいんです!」
表面にたっぷりとバターが塗られたパンがカリッカリに焼き上がると、先ほどから鉄板の隅で温められていたステーキプレスに手をかける。程よく温められた鉄の熱と重さでぎゅっとサンドして、ホットサンドは完成。
弱火でじっくり焼いていたソーセージが焼き上がると、ホットドッグもフィナーレへ。
「肉の脂をさっぱりさせる、仕上げのピクルスも欠かせません。ホットサンドもホットドッグも立派なグリル料理だけど、豪快にかぶりつけるフィンガーフードでもあるから、まさにアウトドア向きですよね」
マッシュルームとキャラメルオニオンのグリルドチーズサンド 目玉焼き添え
材料(1食分)
食パン2枚、マッシュルームスライス5個分、グリエールチーズスライス40g、レッドチェダーチーズスライス20g、ペコリーノ・ロマーノなどの羊乳のハードチーズ30g、タマネギ1/2個、卵1個、ブラウンシュガー適量、ニンニク1/2個、有塩バター適量、塩適量、油適量
作り方
①鉄板の端の方にステーキプレスを置いて温めておく。
②鉄板に油を引きスライスしたタマネギを炒め、色づき始めたらブラウンシュガーを入れて6~7分炒めてキャラメルオニオンを作り、キッチンペーパーなどにとり余計な油を取っておく。
③食パン2枚を鉄板の端の方にのせ、焼き面が少しカリッとしたら半分にカットしたニンニクをこすりつけて香りを移す。
④ニンニクをつけていない面にバターを塗り、その面を下にして弱火で焼き色をつける。
⑤マッシュルームスライスを炒め5分ほどして色づいたら塩をしておく。
⑥両方のパンにグリエールチーズ、レッドチェダーチーズをのせ、ペコリーノ・ロマーノを豪快にすり下ろし、チーズに程よく熱を入れる。
⑦パンの一方に炒めたマッシュルーム、もう一方にキャラメルオニオンをのせる。
⑧キャラメルオニオンがのったパンを上からヘラで押さえてからこぼれないようにひっくり返してもう一方のパンに重ねる。*すり下ろした際にパンからこぼれたペコリーノ・ロマーノはパンの側面にヘラで寄せておく。
⑨上になった面にバターがまんべんなく塗られているか確認し、こんがりとしたきつね色が少ない場合はさらにバターを塗る。
⑩鉄板の上で温めておいたステーキプレスをサンドイッチの上に置いて4~5分プレスし、ひっくり返す。バターが足りないところはさらに塗る。
⑪鉄板の上で目玉焼きを作る。
⑫中のチーズがとろけてパンの周りがカリッときつね色になったら半分にカットし、上から目玉焼きをのせて完成。
ベーコンオニオンドッグ
材料(1食分)
全粒粉入りコッペパン1個、ソーセージ1本、厚めのスライスタマネギ1/4個分、細めに切った青唐辛子1/6個分、薄切りベーコン3枚、ピクルス1個、赤ワインビネガー30㏄、イエローマスタード適量、スモークピメント適量、チリフレーク適量、塩適量、油適量
仕込み
イエローマスタードにスモークピメント、チリフレークを加えて混ぜておく。
作り方
①パンにナイフで切れ目を入れて鉄板の隅のあまり熱くないところで両面を温めておく。
②軽く油を引いた鉄板にソーセージをのせる(生ソーセージを使う場合は表面がやぶれないように炭から遠い弱火で焼く)。
③厚めにスライスしたタマネギを炒め始め、ベーコン3枚を鉄板に広げる。
④タマネギに焼き色がついてきたら細めに切った青唐辛子を加えて軽く炒め、塩をして赤ワインビネガーを回しかける。
⑤温めておいたパンに、混ぜておいたマスタードを薄く塗り、焼き上がったソーセージにベーコンを巻いてパンに挟み、タマネギと青唐辛子をのせピクルスを添えて完成。