神楽坂〈石かわ〉
ほんのり甘いたまご餅に何と黒トリュフですと？
〈神楽坂 石かわ〉といえば、ミシュラン3ツ星に輝く名門中の名門和食店。店主・石川秀樹さんが、同じく3ツ星〈虎白〉の小泉瑚佑慈（こうじ）さんと立ち上げたECサイト「いったつみとらどう」には、特別な方に贈りたい品々が並ぶ。中でも人気が高いのがスイーツだ。今回、BRUTUSのためだけに作ってくれたのが新作「たまご餅 トリュフクリームソース」。もう聞いただけで心が躍る。
卵黄と牛乳、砂糖、ワラビ粉を練り上げて作る、ほんのり甘いたまご餅は、もちっ、ぷるっ、つるん、の初めての食感。ベビーイエローのかわいらしい色合いと相まって、思わずにっこり微笑んでしまうお菓子だ。
ふわっと八分立てにした生クリームに、刻んだ黒トリュフをさっくり混ぜ込んでソースに。 
ぷるんぷるんのたまご餅を切り揃える。包丁を持つ手と支える手の動きが美しく、さすが。
そのままでも十分においしいのだが、別添えの香り高い黒トリュフ入りのクリームソースをふわんとのせれば、格別の味わいに。コーヒー、紅茶やワインとともに、じっくりと味わってみてほしい。きっと、誰もがトリコになるに違いない。
今たまご餅 トリュフクリームソース
ショップ名：いったつみとらどう（神楽坂 石かわ）
価格：5,616円
石川さんがフレンチの店で出会った、卵とトリュフの温かいデザートをヒントに、和だったらどうするか、と考えたのがこちら。卵黄、牛乳、砂糖、ワラビ粉を合わせ、羽二重ごし（二重に裏ごし）にして練り上げ、固めたもの。トリュフを練り込んでもみたが、ソースとして添えて香りを生かすことに。
まずは、そのままパクッ。香（かぐわ）しい黒トリュフのソースをふわりとのせれば、まるで、フレンチのデザートのようだ。 
今たまご餅 トリュフクリームソース
代官山〈Äta〉
オマール海老ご飯なんて、海老好きならずとも驚喜
2013年のオープン以来、絶大な人気を誇る、代官山のビストロ〈Äta〉。店名はスウェーデン語で「食べる」という意味。オーナーシェフの掛川哲司さんが、新鮮な素材をふんだんに注ぎ込んで作り出すクリエイティビティあふれるフレンチ魚介料理は、お作法無視。最後は手づかみで、旨味がギュッと詰まった海老（えび）や貝や魚を隅々まで味わい尽くす。それがとにかく楽しい。
生きたオマール海老をさばく。これを炊き込みご飯に入れるというのだから、贅沢の極み。 
ゆでるとボディの色が真っ赤に変わる。ゆでたら氷水にとり、ぷりぷりの身を取り出す。
掛川シェフが毎年、常連さんのためだけに作るおせち料理の中から、今回、フレンチ炊き込みご飯のもと「やっぱ海老」を、お取り寄せできることに。オマール海老を殻ごと使い、さらにバナメイ海老も加えた濃厚海老味。
炊飯器にボトルの中身を3倍の水とともに加えて炊くだけという手軽さ。海老の香りと旨味がギュッと詰まった、贅沢極まりないご飯のもとである。静岡・由比の無添加桜海老とアーモンド、カシューナッツをぱらりと振って召し上がれ。
フレンチ炊き込みご飯のもと「やっぱ海老」
ショップ名：代官山〈Äta〉
価格：5,000円
オマール海老、バナメイ海老、鶏もも肉、セロリラブ、濃厚な甲殻類のだし入り。ナッツ&桜海老のトッピング付き。これで米3合分。ご飯が残ったら、生クリームを加えて煮ればリゾット風に。ほかに、真鯛とセロリご飯、牛肉とごぼうご飯、ブイヤベースご飯など、順次企画中。今回のみ送料無料。
ビスク（甲殻類の濃厚なだし）で炊くご飯のおいしさは格別。香菜とライム（自分で用意）を添えると、よりおいしい。 
フレンチ炊き込みご飯のもと「やっぱ海老」
