箭内道彦
人生で一度だけDJをしたことがあります。2011年の暮れの東京・鶯谷のキネマ倶楽部 EGO WRAPPIN' live Midnight DéjàvuのGUEST DJに指名をいただいて。ブースで緊張する僕をお客さんが励ましに来てくれたり、洋楽の「恋のサバイバル」の布施明カバーに「いいね、これは誰の歌声?」と問い合わせを受けたり。
バンドのステージと違い、たしかに気軽な接触のできる距離感でした。「おじさんの知らない曲だけをかける」というハードルに挑んではどうでしょう?あなたのDJキャリアを飛躍させるかもしれません。
エリイ
結構ストレスになってるのはよくないですね。DJだと、いつどこにいるか分かるしお客さんだから来るなと言いづらいというか難しいよね。自分のDJがある日におじさんが好きそうなDJをうんちくして話してあげて、他のクラブに行くようにそそのかすのはどうでしょう。
しかし、おじさんはツヨツヨなのできっと「いやあ俺はこっちが好きだからさ」とか言って移動しないでしょう。こんな時にはテキーラです。おじさんに乾杯しようとテキーラを鬼ほど飲ませ続ければおじさんは飲みたくなくて姿を現さなくなるでしょう。
大根 仁
終始DJ特有の片耳ヘッドホンで何かやっているフリをして会話を封じるのはどうですかね。うんちくをひけらかすのはおじさんの特性ですが、特にサブカル方面でやられるとほんとウザいすよね。
僕も仕事柄、映画うんちくをかまされることがあるのですが、そんな時は相手が絶対に観てなそうな映画を熱く語って、会話を成立させないように持っていきます。よく使うのは『プラダを着た悪魔』。野暮ったかったアン・ハサウェイがオシャレでカッコ良く変わっていく点描カットは映画史に残る名シーンだと思います、マジで。