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箭内道彦、エリイ、大根仁「おなやみ相談室」:仕事と友情、どうしたら?

クリエイティブディレクターの箭内道彦、Chim↑Pom from Smappa!Group(チンポムフロムスマッパ!グループ)のエリイ、映画監督の大根仁が読者のお悩みに答える連載の第219回。見事に三者三様な回答をぜひご覧ください。お悩み相談も随時受付中。前回の「水がもったいない」も読む。

illustration: sigo_kun / edit: Asuka Ochi

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ありがたいことに仕事が忙しくなってきて、スケジュールがなかなか出せなかったり、約束をドタキャンしたり、グループの中で自分だけ友人と遊べなくて抜けることが多くなってきました。頑張り時とわかりつつ、友人との遊びに自分だけ参加できないのが苦しい。こういう時期の切り抜け方ってあるでしょうか?(動画制作/30歳/男)

おなやみ相談室_仕事と友情、どうしたら?_イラスト

箭内道彦 

上手に両立できている人も多いと思いますが、僕の場合は「仕事が友人」型でした。睡眠2時間で土日の休みもなく働いていた30代、大学時代の同級生たちからの誘いに応えることが全くできなくなり、とうとう誘い自体が来なくなりました。やがて仕事で出会った相手が新しい友人となっていきました。嬉しかったのは、疎遠になった同級生が10年も20年も待っててくれたこと。50を過ぎてようやく余裕ができて、皆で京都へ旅行した思い出は忘れられないです。楽しかった。あなたの友人もきっとあなたを応援してくれてますよ。

エリイ

納品の〆切が忙しい自分で会社をやっている、隣にいるアヤカタさんに聞いてみたいと思います!「えー!全く違うことを考えるかな。それってさ、楽しいから行きたくなるじゃん。物理的に行けない距離に居れば?なんとなく行けそうな選択肢があるから、辛くなるわけじゃん。私だったらもう東京に居ないって宣言する。それはないけど、でも言う。自分も東京に居ないって思い込む。2回くらいやったことあるけど、まじで宣言が大事。もうやるしかない」という激しく思い込めるのが特技のアヤカタさんから頂きました。

大根 仁

自分が30歳の時を振り返ると1999年、フジロックが苗場で開催した初めての年。高校の友達3人で行ったのですがとにかく楽しかった。ハイスタ、レイジ、アンダーワールド、ケミカル、どのライブも最高だったけど、もっと最高だったのは3人で死ぬほど笑い合ったこと。時は過ぎ、皆仕事が忙しくなり、オフは自分より家族を優先するようになり……今でもフジロックに行くのは僕だけになったけど、たまに会うと一瞬でかつての関係に戻ります。30歳まで友達だったヤツは一生友達ですよ。やるべきことをやってください。

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