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箭内道彦、エリイ、大根仁「おなやみ相談室」:妻が勘ぐってうるさい

クリエイティブディレクターの箭内道彦、Chim↑Pom(チンポム)のエリイ、映画監督の大根仁が読者のお悩みに答える連載の第195回。見事に三者三様な回答をぜひご覧ください。お悩み相談も随時受付中。前回の「集中できない」も読む。

Illustration: sigo_kun / Edit: Asuka Ochi

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趣味の陶芸教室で知り合った女性と仲良くなり、一緒に過ごすのが楽しいです。食事をしたり、共通の趣味の店を巡ったり、好きを超えた感情が芽生えています。彼女はシングルマザーですし、別れてどうこうも一切考えていませんが、妻がうるさくて出かけづらいです。妻のことは好きですが、どうしたらいいでしょうか。
(骨董商/42歳/男)

妻が勘ぐってうるさい

箭内道彦

相談の中にある、「妻がうるさくて」という言い方が気になりました。骨董を尊ぶ職であれば、長く時を共にする相手を大切に気遣うことも本来は上手なはず。日々、優しく感謝ができるのではないかと思います。どうしたものかと、試しに先輩女性に聞いてみたところ、「見つからないように楽しんでください、とお伝えください」との答え。「一線は越えないようにしてください」とも。「それが長く楽しむコツです」と、穏やかな表情で。人生を重ねた重みのある、涼やかな言葉を受け取りました。

エリイ

妻は別にあなたのことが好きでうるさいわけじゃなく、日頃の掛け合いが噛み合わずにストレスでうるさくしてるだけでしょう。あなたは妻が俺のこと好きだし、俺も妻が好きというスタンスなのでなんとなく地球がぼんやり回ってきたのですが、俺のことが好きと思って生活されてはたまったものではないですね。まあ3人の登場劇としてなんか楽しく生きてくださいとしか言いようがないですが、あなたと結婚したのも妻ですし、いい感じに時間をともに過ごしてる人もいる。今のところ人生に何のお悩みもないじゃないですか。

大根 仁 

なんだかたまらなくエロいシチュエーションですね。まるで渡辺淳一先生の小説みたいで……そういえば最近、映画『失楽園』を見直したのですが、役所広司さんの設定が50歳でビックリしました。僕はもう53歳ですが、美しい人妻との不倫や服毒心中はもちろん、鴨とクレソンの鍋すら未体験です。劇中、役所さんが黒木瞳さんをホテルに呼び出すシーンで、到着までティッシュを不自然にならないようにベッド脇に置くシーンで爆笑しました。ほかにも見どころ満載なので今後の参考がてら、お2人で観賞することをおすすめします!

唐田えりか

「強くならなきゃいけない。通じるものがある役でした」唐田えりかが語る、『極悪女王』の舞台裏

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