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箭内道彦、エリイ、大根仁「おなやみ相談室」:リモートじゃダメなの?

クリエイティブディレクターの箭内道彦、Chim↑Pom(チンポム)のエリイ、映画監督の大根仁が読者のお悩みに答える連載の第176回。見事に三者三様な回答をぜひご覧ください。お悩み相談も随時受付中。前回の「思い出の品どうしてる?」も読む。

Illustration: sigo_kun / Edit: Asuka Ochi

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会社勤めをしながら、絵の仕事をしています。コロナで仕事がリモートになった時は、家で仕事しながら描く時間も増やせて個人的には嬉しく、しかしまた満員電車に乗る日々が戻ってきて苦痛です。家でもできる仕事なのに、会社に行かないといけないって……。世の中的になんとかならないんでしょうか?
(イラストレーター/27歳/女)

リモートじゃダメなの?

箭内道彦

コロナ禍の中、僕もすべての仕事をリモートで対応しました。テレビ・ラジオの収録、雑誌の取材・対談、広告のプレゼン、CM撮影のディレクション、大学の授業。ライフラインを支えるために外で働く方々に感謝と敬意を重ねながら。対面に比べ、リモートは高い集中力を求められる側面もありますが、移動時間が浮き、気楽でした。案外やれちゃうものなのだなと。外出自粛が解けて「リモートで」と言いづらくなったのは確かですね。半年続けた12㎏の減量は、運動不足と昼からの飲酒によりリバウンドしました。

エリイ

幼稚園から高校まで電車に乗って学校に通い、小1から超満員電車の時間帯に乗っていたので満員電車については得意です。人と人に挟まれまくってランドセルが持ち上がり身体が宙に浮いたり、同じ時間帯に乗る息が臭い顔色の悪いサラリーマンの顔はまだ悪夢に出てきたりします。いまは人口減少の一途を辿り100年後にはこの光景は、昔あった懐かしい風景として記録という形で残るでしょう。家でも出来るのなら、それを会社にしっかり結果として見せながら、満員電車には乗りたくないと直談判していくのがいいでしょう。

大根 仁

僕はコロナ以降、自転車移動になり、電車にはほとんど乗らなくなったのですが、雨の日にたまに満員電車に乗ると荒んだ気持ちになります。世の中は急には変わりませんが、都心のバカ高いオフィス家賃に気づいた企業も多いと聞きます。少しずつ、会社のありようも働き方も変わってくるのでしょう。ところで、コロナ期間に僕個人に起きた大きな出来事といえば、円形脱毛症になったことです。丸刈り頭に円脱は目立って仕方がない。そしていまだ治療薬がない。コロナワクチンの開発と共に円脱ワクチンも作ってほしいです。

〈ロレックス〉と〈ナショナル ジオグラフィック〉が進める。未来に繋ぐ、環境調査プロジェクト

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