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写真家、詩人・沼田元氣の好きな洋菓子。〈ローザー洋菓子店〉のロシアチョコレート

いつも近くにあって、足を踏み入れると特別なワクワク感をくれる町の洋菓子店。甘いもの好きな写真家、詩人・沼田元氣が、とっておきの洋菓子を教えてくれました。
初出:BRUTUS No.880『洋菓子好き。』(2018年10月15日号)

photo: Akiko Mizuno / text&edit: Miki Miyahara

目でも楽しめる、
かわいいロシアのチョコレート

マトリョーシカの買い付けなどで、今でも年に2〜3回はロシアに行っています。日本で食べられるロシアのお菓子を考えてみると、まず〈村上開新堂〉のロシアケーキ。これは、ロシアよりおいしい。というより、ロシアにはロシアケーキはありません。日本のオリジナリティとクオリティの高さを実感します。

もう一つが田園調布の〈ローザー洋菓子店〉のロシアチョコレート。ロシアではコンフェータと呼ばれ、ヌガーやキャラメル、クランべリーなど、たくさんの種類があります。その数100種類以上。〈ローザー〉は味と伝統を、丁寧に引き継いでいると感じさせてくれる店。包装紙や缶にもこだわっていて、見た目も素敵なのが嬉しいですね。

東京〈ローザー洋菓子店〉のロシアチョコレート
〈ローザー洋菓子店〉のロシアチョコレート