Visit 2025.1.31 Visit 訪れる 2025.1.31 国際派スキーヤーたちが新風を呼び込む。長野・野沢温泉で訪れたいスポット16選 上質な水を生かした蒸留所や劇場を改築した大衆酒場まで。スキーを通して外国文化を受け入れる土壌が根づく、野沢温泉の今を楽しむ16のスポットをまとめてご紹介! photo: Junichi Miyazaki / text: Hiromi Shimada / edit: Rie Nishikawa / map: Shinji Abe 野沢温泉ホッピング 蒸留所〈野沢温泉蒸留所〉 タップルーム〈里武士〉 レストラン・ホテル・ショップ〈ハウス サンアントン〉 レストラン〈七良兵衛珈琲〉 レストラン〈TRATTORIA BIVACCO〉 食堂〈山のホテル大瀧〉 食堂〈寿限無〉 居酒屋〈野沢自由劇場〉 バー〈GURUGURU〉 温泉〈大湯〉 温泉〈中尾の湯〉 名所〈麻釜〉 名所「野沢の乙女」岡本太郎/作 名所「街に湧く清水」 風景スキー場からの風景 名物「お菜洗い」 蒸留所〈野沢温泉蒸留所〉 森の香りを感じるジンなど4種類を500円で試飲可!地域を表したラベルはRed Dot Design Award 2023で最高賞受賞。缶詰工場の設備をバーカウンターに。ドイツ製スチルは特注品。 地元の杉材で作った貯蔵棚にウイスキー樽が並ぶ。サムさん(左)とマーケティングディレクター八尾良太郎さん。八尾さんは吉阪隆正の建築を生かした宿泊施設〈野沢温泉ロッヂ〉も営む。 タップルーム〈里武士〉 常時替わる12種がオンタップ。650円~。〈大湯〉すぐ脇なので、湯上がり直後に味わえる。 レストラン・ホテル・ショップ〈ハウス サンアントン〉 旬の素材をシンプルに生かす「循環サラダ」はコースの定番。夕食9,900円~のみの利用も可(要予約)。〈麻釜〉で野菜をゆでる片桐さん。村人たちから調理法や食材を聞く交流の場にもなっている。 地元猟師が獲った鹿や熊など、ジビエを使ったパイ包み焼き。低温で仕上げた「信州サーモンミキュイ」。信州の伝統野菜や自家製醤油漬けイクラなどをトッピング。暖炉のあるロビーは宿泊者の癒やし空間。客室はすべて異なるデザイン。客室。県産素材を使った無添加の手作りジャムは「ネクタリン×カカオニブ」90g 800円~など斬新な組み合わせも。宿泊の朝食でも楽しめる。 レストラン〈七良兵衛珈琲〉 オーナーの河野克幸さんは15歳で渡墺し、世界を転戦したスキーヤー。エスプレッソが根づく欧州のような上質なコーヒーを提供したいと2015年に開業した〈七良兵衛珈琲〉。パティシエでもあるシェフの平原孝将さんが繊細な製菓の技術も生かし、自家畑の新鮮野菜や肉料理などをアラカルトで、冬はコース12,000円~に仕立てる。カジュアルなノリと確かな料理も最高で、ナチュラルワインも楽しめる。 レストラン〈TRATTORIA BIVACCO〉 都内のイタリア料理店で修業したシェフ大島頌さんが2019年に開店。翌年、神奈川から移住した妻の佐季子さんが加わり、ナチュラルワインも充実。2023年12月末に〈中尾の湯〉付近に移転。〈TRATTORIA BIVACCO〉は手打ちの自家製パスタや、実家の精肉店による厳選肉、魚、旬の地元食材を使った豊富なメニューをアラカルト、冬はプリフィクスコース5,500円~で楽しめるイタリアン。 食堂〈山のホテル大瀧〉 長坂ゴンドラ駅前の〈山のホテル大瀧〉は、冬のみ食堂を営む名店。地元産米や「北信州みゆきポーク」など、こだわり食材で手作りするボリューム満点の料理は、スキーヤーの腹を満たす。秘伝ソースのオムライス1,500円には刻んだ野沢菜が! 食堂〈寿限無〉 居酒屋から中華料理店にリニューアルした〈寿限無〉。横浜中華街などで修業したシェフが自家製ラー油を使った四川風の麻婆豆腐1,400円など町中華を提供。深夜まで営業で地元ファン多し。居酒屋〈野沢自由劇場〉 元映画館やストリップ小屋だったという大衆酒場〈野沢自由劇場〉。隠れ家的存在だったがクチコミが広がり、冬は国内外の客でごった返す。長年、建築業に携わったオーナー細田一彦さんは、ふいに寄った野沢に魅了され、数年通った末、埼玉から移住。4年かけセルフリノベした建物やカオスでシュールな内装も面白い。1本100円の串揚げや焼き鳥を客が自ら七輪で焼き、セルフで飲み物を用意する自由なせんべろスタイルで約11年。 バー〈GURUGURU〉 「地元の力で大湯通りに活気を!」と中心地の空き家をリノベしたミュージックバー〈GURUGURU〉。ナチュラルワインやクラフトジン各1,000円〜などと、心地よい音楽を提供。冬季だけでなく、通年営業にこだわり、国際色豊かな社交の場に。温泉〈大湯〉 野沢温泉のシンボル〈大湯〉は江戸時代の趣を残す佇まい。「あつ湯」と「ぬる湯」に分かれる湯船はどちらも熱い。外湯はすべて源泉掛け流しで「湯仲間」が掃除や光熱費の負担、保全を行う。無料で利用できるが各外湯の賽銭箱に寸志の寄付を。温泉〈中尾の湯〉 〈中尾の湯〉は外湯で最大の木造湯屋建築。名所〈麻釜〉 源泉の一つ〈麻釜(おがま)〉は村民のみ立ち入り可。90℃近い熱湯が湧出し、村民が野菜などをゆでる「野沢温泉の台所」。名所「野沢の乙女」岡本太郎/作 野沢温泉で見かける、岡本太郎が書いた「湯」の文字と数々の芸術作品。祭りやスキー、人々の温かさで村の虜(とりこ)になり、毎年足繁く通った。村役場前のレリーフ「野沢の乙女」も岡本太郎作品。名所「街に湧く清水」 街に湧く清水。この〈六軒清水〉のほか、〈八軒清水〉にも遠方から汲みに訪れる人多数。風景スキー場からの風景 野沢温泉スキー場のゲレンデ上部から街を見渡す。家並みと田園風景が広がる自然豊かな眺望。雪のハイシーズンは12月中旬から3月末頃。1923年に地元のスキークラブが開発したスキー場は森を残したコース設計。グリーンシーズンはマウンテンバイクなど、アウトドアスポーツも盛ん。 名物「お菜洗い」 特産の野沢菜は青菜が貴重な冬前に収穫され、「お菜」「お葉漬け」とも呼ばれる野沢菜漬けになる。写真の〈麻釜〉で洗う「お菜洗い」も有名。土産店や飲食店が軒を連ねる大湯通り。 関連記事 湯も人も熱い!パウダースノーがつなぐおいしい循環。長野・野沢温泉 visit 訪れる 関連記事 前の記事へ 湯も人も熱い!パウダースノーがつなぐおいしい循環。長野・野沢温泉 Visit 2025.1.31 #レストラン #温泉 #蒸留所 #長野 Videos 動画 【通いたくなるミュージアム】ナイトミュージアムで思いをめぐらす、歴史が遺した物語。 【1/10発売】通いたくなるミュージアム Videos 動画 【通いたくなるミュージアム】ナイトミュージアムで思いをめぐらす、歴史が遺した物語。 【1/10発売】通いたくなるミュージアム