終電を寝過ごして辿り着いた、
雄大な川と巨大な橋
ある日終電で寝過ごしてしまって仕方ないので散歩でもするかと都心方面から自宅のある郊外の方向へとぶらぶら歩いていたら、多摩川に架かる大きな橋に辿り着きました。暗い川の上で怪しく光る無機質な橋の巨大さに、深夜のテンションも助けてか、ありきたりながらも自分のちっぽけさを感じて感動してしまって。
以来、橋を見にたびたび訪れています。目的という目的はありませんが、スケッチをしたり、缶ビールを片手に考え事をしたり、ぼーっと橋や川を眺めたりして、また自分のちっぽけさを感じてみたり(笑)。仕事柄、部屋にこもって作業に没頭する時間が多いので、たまに出歩く夜の時間は、沸騰した頭を冷ましてくれて、ささやかな刺激をくれるんです(終電には気をつけます)。