
日用品図鑑 〜酒器、棚、仕事かばん、オーディオ編〜
edit: Mami Wakao
酒器
西村青さんのタンブラーとゴブレット
PRプランナー・齊藤篤史

西村青さんの作る作品が本当に好きで。
元々ピーター・アイビー氏の工房で働きながら、個人でも富山を拠点にリサイクル素材を用いたガラス作品を作られているのですが、その独特な風合いがたまらないんですよね。
ゴブレットにはワイン、タンブラーにはビールなどを入れて酒の席を楽しんでいます。
〈HOLMEGAARD〉のグラス
パフューマー・山藤陽子

デンマークのブランドのデザイナーとお仕事をしていた時、何度か訪れたコペンハーゲンのヴィンテージショップで購入しました。
本を読みながら、MITOSAYAのお酒をストレートで少しずつナイトキャップとしていただくのに愛用しています。
古伊万里の徳利と猪口
〈neutral〉北嶋竜樹

どちらも江戸時代中期頃の古伊万里。
徳利は地方の骨董屋で購入したもの。フォルムと流れるような美しい染付が気に入っています。
芸妓さんが描かれた可愛くて珍しい文様の猪口は〈うつわと古物 幹〉さんにて購入。とても薄い作りで、スルスルと口当たりが良く、これで呑むと酒が美味しくなってついつい呑み過ぎちゃいます。
うすはりグラスタンブラー、山田隆太郎のマグカップ
美容師・榎本洋介

〈松徳硝子〉のうすはりグラスでお酒を飲むのが大好きです。飲み物がスッと喉を通っていく感覚がたまらず、気づけばうすはりグラスばかりに……。ビール、ハイボール、芋焼酎割り、最高です。
寒い時期はホットワインやホットラムを、山田隆太郎さんのマグカップで。シンプルなフォルムですが、見た目よりも軽く、触ると滑らか。絵画からそのまま出てきたような質感に、作り手の繊細さと情熱、優しさを感じる素晴らしいマグカップです。
〈アレッシィ〉のホワイトワイングラス
イラストレーター・よしいちひろ

ジャスパー・モリソンによるグラスファミリーの中で、2番目の容量を持つホワイトワイングラス。ベーシックなデザインだけど気品があって、絶妙な縦横比がとくに気に入っています。
白ワインを入れるためのグラスですが、炭酸水やお茶など、デイリーに家族で使っています。
陶芸家・今村能章の酒器“脱皮”
〈Bar Straw〉赤坂真知

3年前仕事で訪れた沖縄で出会った、陶芸家でありアーティストの今村能章さん。アトリエにお邪魔してたくさんお話をさせていただいて以来交流が続き、ずっと欲しかった作品を去年購入。
“脱皮”というタイトル。酒器としてももちろん使えるが、さすがに眺めて楽しんでいます。
世界各国の古道具の酒器
〈LIQUID〉村上純司

器は、仕事柄「学び」という都合の良い大義名分を掲げながら、蒐集(散財)してきました。中でも、作り手の仕事だけでなく歴代の使い手により育てられた、古道具の酒器はとても魅力的で、ついつい購入してしまいます。
織部のような雰囲気のある江戸後期ごろの絵瀬戸のお猪口は、猛烈なひと目惚れでした。明治から大正にかけて、日本の商社がバカラ社に別注したとされる大正バカラのグラスは、潔すぎるシンプルさが気に入っています。18世紀ごろのオランダの小さなワインボトルは、徳利に見立てて使っています。
〈FRAMA〉のグラス「Stem Glass」
グラフィックデザイナー・竹田美織

来客用のグラスとしてオンラインで買ったのですが、想像していたよりもサイズが小さく、結果自分の酒器として使っています。
お酒はほとんど飲めないのですが、仕事の関係でクライアントさんからお酒をいただいたときなどこの小ぶりなサイズで飲むとちょうど良いです。
手でこねたような緩いフォルムは、水が入るととても綺麗です。
〈SHOKKI〉×〈OFF〉のワインマグカップ
〈OFF〉シェフ・谷垣亮太朗

今年の夏に行われたイベント用に別注した、ワイングラスとコーヒーカップをハイブリッドした歪な陶器。醸したオレンジ色のワインをこれで飲むと楽しいです。
ピーター・アイビーのデキャンタ・片口・お猪口
空間デザイナー・村山圭

ピーターさんの作品はほのかに緑を帯びていて光に当てたときの模様が好きでいつのまにか集めていました。
周囲との境界を繊細に棲み分け、小さなガラスの空間を眺めているように思います。
ワインは色の差異を楽しむものでもあるので、グラスは別のものを使っていますが、色のことを気にしないデキャンタなどはピーターさんの酒器で溢れています。
石川隆児のお猪口(銀彩と白)
プロデューサー・奈雲政人

お猪口って口に触れて食感をつくる物なので、形や重さによって日本酒の味わいを変化させるんです。
このお猪口は見た目以上に少し重さを感じるように設計されていて、口に当たる部分の角度も滑らかになるようにつくられています。銀彩は少しずつ風合いが変わるので、育てていくのも愉しい。
運営している〈きょうの日本酒〉というブランドのオンラインストアでも、お取り扱いさせていただく予定なので、ぜひ。
〈イッタラ〉 Lempi
インテリアコーディネーター・MIKI

マッティ・クレネルがデザインしたレンピは、普段使いにも特別なときにも使えて、大容量で重ねて収納できるところも気に入っています。
お酒はあまり飲まないのですが、時々飲むときはこのグラスに注ぐことで特別感があります。
中里隆の焼き〆カップ
デザインディレクター・川浪寛朗

若かりし頃、シチリアへの旅をご一緒させていただいた、唐津の陶芸家、中里隆先生の作品。デンマークのスケルツコーで作陶されたもの。
焼き締めのため、ビールを注ぐと無数の小さな穴によるきめ細かでクリーミーな泡を楽しめます。
作陶、旅、音楽に加えて、なにより料理とお酒を嗜まれる先生の暮らしの在り方を、慌ただしい日々の中で心に留めておくための道具でもあります。
〈バカラ〉のハーモニータンブラー
ライター・mei

自宅でもよくお酒を飲むのですが、ここ数年でウイスキーを飲むことがぐっと増えたため、ストレートやロックでおいしく飲めるようにと購入しました。
ハーモニーシリーズのカットは彫刻のように美しいフォルム。タンブラーそのものはもちろん、液体もキラキラと輝くのがお気に入りです。
〈木村硝子店〉のベッロシリーズ XM
〈HOLON〉ディレクター・堀江麗

薄づくりで柔らかく反るデザインなので、飲むときに口元に馴染みます。
すっぽりと手に収まるサイズなのも好きなポイント。冷茶やお酒など用途もさまざまで、どんな飲み物も美しく見せてくれます。
〈HOLON〉の周年記念アイテムとして、オリジナルでロゴを入れたものを制作していただきました。
BRUTUS酒場イベントで制作したワイングラス
グラフィックデザイナー・岸直人

「BRUTUS」の2014年の特集「もっと!おいしい酒場」の関連イベントのためにつくったグラスです。〈ウグイス〉〈オルガン〉紺野真さん、〈ワルツ〉大山恭弘さん、〈アヒルストア〉齊藤輝彦さんの3人が店主として立った伝説の一日限定酒場でした。
ワイン生産者のジャン=マルク・ブリニョにイベントタイトルを手書きしてもらっています(グラスにワインが入っていないと、ハエが入っちゃうよ〈だからワインを注いでね〉の意)
合わせて作ったポスターはいまだにみなさんのお店に貼られているとかいないとか。(ありがとうございます〈泣〉)
棚
オンラインで見つけた古道具の棚
PRプランナー・齊藤篤史

今の家に引っ越した際に絶妙な広さの窪みがあり、そこにはまるサイズの棚を探していたら地方のお店のウェブサイトで見つけました。あまりにもシンデレラフィットのサイズ感で部屋に配置した時は感動しました。
デザイナーものも往年の名品も好きで椅子などは所有してますが、古道具にしか出せない魅力も見逃せません。値段もお手頃なのでそういったインテリアと混ぜ込むのはおすすめです。
イギリスヴィンテージ〈G-PLAN〉の棚
パフューマー・山藤陽子

〈G-PLAN〉(ジープラン)というイギリスの家具メーカーのヴィンテージ品。
パフューマーとして香りのデザインをするうえでたくさんの天然香料(精油)やボトルが詰まっています。
アンティーク書棚
〈neutral〉北嶋竜樹

リサイクルショップで見つけたアンティークの木製棚。アトリエの入り口を入ってすぐのところに書棚として置いています。いらした客人が必ずと言っていいほどこの書棚の前で本を眺めたり、お話ししたり、僕のアトリエには欠かせない存在です。
収まりきらない大量の本は季節や気分で入れ替えて楽しんでいます。ワクワクするのにちょうど良いサイズ感なのが気に入っています。
〈USM HALLER〉のホワイト
美容師・榎本洋介

モジュール家具では定番の家具。決して値段はやさしくないですが、昔からの形を保ちつつ、現代のインテリア空間においてフィットし続ける名作を自分の家に置きたいと憧れがあり購入しました。
シンプルなディテールなのに、なぜか美しい。アイアンの太さ、関節部の丸み、見えない細かなところまでデザインされていて美しいです。使い手のカスタム次第で棚の雰囲気、様子が変わるところも好きです。
〈verso design〉OKSA Hanger/〈Skagerak〉 Georg hangers
イラストレーター・よしいちひろ

よく利用するインテリアショップ〈FINNISH DESIGN SHOP〉で購入したハンガーラックとハンガー。トゥルクにオフィスを構えるインテリアのオンラインショップで、北欧ブランドを数多く扱っているため、何か欲しいものがあればこのショップを覗き、新たなブランドに出会うこともしばしばです。
〈Couscous Furniture〉で購入したヴィンテージラック
〈Bar Straw〉赤坂真知

ダッチデザインのセレクトが好みな富ヶ谷の〈Couscous Furniture〉。この夏の自分へのご褒美にと、ずっとウォッチしていたカラフルなメタルの天板がキャッチーなこちらのラックを購入。オランダの家庭用品メーカー〈Tomado〉のもの。
気持ちが明るくなるので、家具や服もなるべく色彩があるものが好き。これまで集めてきた器や花瓶、ちょっとした品々を並べています。
〈LIQUID THE STORE〉の棚什器
〈LIQUID〉村上純司

〈LIQUID THE STORE〉の内装は、ご縁があって、建築家のクマタイチさんと内村綾乃さんのチームに設計してもらいました。
棚什器は、すべてL字アングルという、建材としては一般的なL字形の金物で組んでいます。内装屋さんは相当大変だったと思いますが、どんな商品でも美しくディスプレイできて、とても気に入っています。
タイチさんも内村さんも本人たちは全く語らないのですが、店内の立ち飲み用の天板もL字形で、LIQUIDの「L」にこだわってデザインしてくれたのでは?と勝手に推測しています。
〈IKEA〉のワゴン「FLYTTA」
グラフィックデザイナー・竹田美織

元々はキッチン用のワゴンですが、天面にカッターマットを敷いて簡易的な作業台としても使っています。
スキャナーや紙見本、手掛けているデザインのサンプル、時にはモニターなどもいろいろと搭載しながら、部屋を縦横無尽に移動しています。
〈Vitsœ〉606 ユニバーサル・シェルビング・システム
〈OFF〉シェフ・谷垣亮太朗

ディーター・ラムスがデザインした美しい棚。〈OFF〉の顔であるワインセラー用に購入しました。
既製品は存在せず、ロンドンにある本社へ壁のサイズ、用途などを送ると彼らがプランを作成してくれるシステムです。
マックス・ビルの「Ulm Stool」
空間デザイナー・村山圭

〈Hyle〉という素材を探究するプロジェクトの活動をしていて、あるときコーヒーで染めました。好きなコーヒースタンドのコーヒーを染料として塗布しています。トップコートも薄くひいていますがまだほのかにコーヒーが香ります。
通常は読みかけている本などの置き場として、本を手に取ったときは向きを変えスツールとして座る。いとまを見つけては寄り添いたくなる、本の停留所のような存在です。
〈パシフィックファニチャーサービス〉のブックシェルフ
プロデューサー・奈雲政人

〈PACIFIC FURNITURE SERVICE〉のDH BOOK SHELFを2つ並べて食器棚として使っています。
今の家が引っ越し前提だったりするので、どの家でも邪魔にならないベーシックな棚を、ということで。ただ、本棚として使うことを前提にしているので幅は浅く、大きいお皿だとはみ出てきてしまうのですが、それも愛嬌かなと。
〈Vitsœ〉606 ユニバーサル・シェルビング・システム
インテリアコーディネーター・MIKI

デザイナーのディーター・ラムスの「捨てつづける文明に終止符を打つこと」という理念に共感し購入しました。
シンプルで美しいデザインなのでどんな部屋やインテリアにも合わせやすく、長く使うことができるのでサステイナブルへも貢献できると感じています。
シナ合板の棚
デザインディレクター・川浪寛朗

今の家に引っ越すときに、大量の大型本を収めるために、壁面に下地を入れてもらい、既製品の金物とシナ合板の棚板であつらえたもの。
重量があるのに、下段が浮いているので掃除がしやすく、見た目にも軽い感じが気に入っています。スピーカーや照明の配線類も、棚板の裏で処理しています。
大量の本は一度は収まったはずなのですが、気づけばどんどん溢れてくるので、事務所に少しずつ、せっせと移動させています。
古道具屋の額縁ボックス
ライター・mei

古道具屋の多い西荻窪で購入した、額縁ボックス。
大好きな古本屋で額縁のあしらわれた箱に本がディスプレイされているのを見て、自宅で真似したいと思い入手したものです。
中の本を入れ替えると展示作品が変わるようで、壁に飾ってプチギャラリーの感覚で楽しんでいます。
〈haluta〉で買ったヴィンテージ棚
〈HOLON〉ディレクター・堀江麗

軽井沢を訪れた際、旅先にもかかわらず思わず購入。いま暮らしている部屋がコンパクトなので、縦長で箪笥と棚が両方ついている機能面がしっくりきました。
お気に入りの茶器やお香たて、本などをディスプレイしています。
〈HIKE〉で購入したDieter Waeckerlin 「B20」
グラフィックデザイナー・岸直人

20年以上ウェブやグラフィック周りの仕事をさせてもらっている中目黒の〈HIKE〉で購入。スイス人建築家/デザイナーのDieter Waeckerlin(ディーター・ヴェッカーリン)による、1950年代製の「B20」というモデルのキャビネットです。
60年以上前にこんなミニマルな家具デザインが存在していたなんて素晴らしいですよね
仕事かばん
〈ENDS and MEANS〉の3wayバッグ
PRプランナー・齊藤篤史

10年ほど前に購入したのですが、ショルダーストラップも付属されているだけでなく両肩にもかけられるデイパックストラップも内蔵されており利便性の高さから重宝しています。
素材もUS製のコーデュラナイロンを使用していて丈夫で大容量、PCスリーブも完備していてガシガシ出張でも使っています。このブランドは洋服も素敵ですが、とにかくカバンが良すぎてこれ以外の形も10個以上は持っています。
〈THE NORTH FACE〉の「One Mile 16」
パフューマー・山藤陽子

昔からアウトドアギアや業務用など、機能性のあるアイテムが好き。
気持ちいいことフェチで、ストレスなく身軽に軽やかにPCと最小限のアイテムで移動できるカバンが欲しくて、素材や重さ、フィット感で選んだアイテムです。
鈴木美里 パンダドローイングのトートバッグ
〈neutral〉北嶋竜樹

ドローイングや絵画などの作品を制作している友人の鈴木美里さんによるパンダのドローイングがプリントされたトートバッグ。
外でデスクワークをするときや、ちょっと近所に買い物に行くときなど、いつも使っているお気に入り。なんとも言えない表情のパンダに一目惚れして、展示会で購入したもの。
〈ARC’TERYX VEILANCE〉スクエアトートバッグ
美容師・榎本洋介

PCも入るのと、小旅行にでもこのカバン一つで行ける絶妙なサイズのカバン。見た目の割にたくさん入ります。
耐水素材、浸水を防ぐテーピングシーム構造で、持ち手も肩掛けと手持ちの2つを使い分けられます。都市生活における快適性と洗練されたミニマルなデザインを兼ね備えた究極のバッグです。
〈SAGAN VIENNA〉 PAZAR BOOK TOTE
イラストレーター・よしいちひろ

デザイナーの大前太郎さんが選んでくれた鮮やかなブルーのトートバッグは、私に新たな世界を見せてくれました。ほどよいマチのあるアウターポケットにはお気に入りの本を入れてチラ見せできるというニクい仕掛けが。
〈THE LITTLE SHOP OF FLOWERS〉のトートバッグ
〈Bar Straw〉赤坂真知

仕事とプライベートのあまり区切りはないけれど、普段使いでずっと使っているトートバッグ。
青とオレンジのカラーリングと、破れてしまったり消耗品になってしまいがちなトートバッグの中でも丈夫でずっと使える作りなのが気に入っています。
〈and wander〉の3WAYバッグ
〈LIQUID〉村上純司

気温や湿度が高く、急な雨も多い沖縄での生活では、速乾性、通気性、保温性など、機能素材を使用したアパレルが重宝します。〈and wander〉は以前からとても好きなアウトドアブランドですが、沖縄を拠点にしてからは気づけば全身という日も少なくありません。
仕事用のバッグも〈and wander〉。1泊程度の出張であれば、このバッグひとつでいけます。耐水素材と止水ジップを使用しているので雨にも強く、全天候型のトートバッグ。お気に入りです。
〈ARC'TERYX〉/〈Cote&Ciel〉のバックパック
グラフィックデザイナー・竹田美織

撮影や出張が多く、それでなくとも毎日荷物が多いので大容量でタフな鞄が日常生活のほとんどを占めています。
通常時は〈Cote&Ciel〉、出張で2泊くらいまでだったら〈Arc'teryx〉で出掛けます。〈Cote&Ciel〉はもう10年近く使っていますが、全然へたれません。
ロンドンのレストラン〈Brawn〉のトートバッグ
〈OFF〉シェフ・谷垣亮太朗

ロンドンにあるレストラン〈Brawn〉のサイトで購入しました。
ワインボトルとレコードポーチが付いた理想的な形。いつかサンプリングしてオリジナルバッグを作りたいなと密かに思っています。
〈rofmia〉の「Backpack V2」
空間デザイナー・村山圭

仕事柄、急に荷物が増えたり、遠出しないといけなかったりといったシーンにも、バッグが容易に拡張でき、柔軟な2way仕様に惹かれています。
せっかちなので、ものをどんどん放り込んで、バタバタと移動するなんてことも許されるので嬉しいです。
中身を整理してフィドロックを外して、くるくると丸めて小さくするときはなんだか軽やかな気持ちになります。
〈Hender Scheme〉のピアノバッグ
プロデューサー・奈雲政人

大切な人からいただいたので、大事に週末使いをしていたのですが、最近「もっとデイリーにたくさん使ってほしい」と言われたので、これから仕事用としてしっかり活躍してもらいます。
滑らかな革の質感と揺らぎのあるデザインにうっとり。
〈アークテリクス〉 MANTIS26
インテリアコーディネーター・MIKI

パソコンやA4サイズの書類が入り、重たい荷物も背中にフィット感があるので疲れにくいです。
7年くらい使っていますが、旅行や登山などでも使えて重宝しています。
〈無印良品〉の肩の負担を軽くするナイロンリュックサック
デザインディレクター・川浪寛朗

定番品のリュックサックに、特殊なシワ加工が施されたモデルです。
普段使いには、機能が表に出すぎたデザインが好みではないのですが、これはリュックサックの典型と言えるシンプルなデザインに、都会的なグレーの色味と、細かなシワによる独特の表情が加わり、“普通”なのにどこか特別な雰囲気があります。
日本式の“カイゼン”が繰り返された使い勝手も素晴らしいのですが、シワ加工のモデルは残念ながら廃盤のため、密かに復刻を願っています。
〈HAY〉のトートバッグ
ライター・mei

基本的に持ち歩いているのはパソコンとコンパクトカメラなのですが、地方への出張も多いので、軽くて観光先でも使えるアイテムとして重宝しています。
デザインや持ち手の長さが絶妙でコーディネートのワンポイントにもなってくれるため、仕事以外で使うこともしばしば。
〈Hender Scheme〉のハンドバッグ
〈HOLON〉ディレクター・堀江麗

レザーをリベットで繋いだ斬新なデザインが気に入り、一目惚れで購入。色は柔らかいベージュにしました。
普段PCや小物など物をたくさん持ち歩くので、厚みのあるこのデザインにとても助けられています。
〈COMOLI〉のショルダーバッグ
グラフィックデザイナー・岸直人

〈COMOLI〉がイタリアの鞄ブランド〈CISEI〉に別注したショルダーバッグ。たっぷりとしたサイズで汎用性が高く、日常の移動から小旅行くらいはこれ一つで行くことも多いです。
洋服はもちろん、デザイナーの小森啓二郎さんの人柄含めて〈COMOLI〉は激推しです!
オーディオ
〈Vestax〉のポータブルレコードプレイヤー
PRプランナー・齊藤篤史

DJ仕様のミキサーやヘッドフォンなどで世界的に有名になった、今はなき日本の機材メーカー〈Vestax〉の名品“handy trax”。
蓋を閉めればカバンのように持ち運びができてお気に入りのレコードを好きな場所で聴ける優れものです。ショップで購入した7インチレコードを、銭湯の風呂上がりや野外でビールを飲みながら気軽に聴いて楽しんでます。
スピーカーはご想像通りのローファイな感じですがそれもご愛敬。愛着が湧いて気に入ってます。
〈オーディオテクニカ〉のレコードプレイヤー
パフューマー・山藤陽子

オーディオには詳しくないのですが、レコードが好きで、シンプルに聴けるものとして長く愛用しています。
木製のBluetoothスピーカー
〈neutral〉北嶋竜樹

アトリエが大正時代の建物なので、日本家屋に合うスピーカーがないかなと探していたらネットで見つけて購入したもの。
とにかく見た目がシンプルで安価なスピーカーなのに安っぽさを感じないところもお気に入り。音質はいたって普通なのですが、普段はほとんど聞こえるかどうかくらいの小さい音量で再生するので十分。皆さんスピーカーがどこにあるのか気付かないくらい馴染んでます。
〈LP&No.1〉レコードプレイヤー
美容師・榎本洋介

誕生日プレゼントで頂いてからずっと使ってます。アナログレコードだけでなくBluetoothも連動していて、スマートフォンやPCから音楽を流せます。
この製品の一番の良いところはパワフルなスピーカーを備えてることです。これからレコードプレイヤーが欲しい初心者の方にはおすすめです。
〈Ultimate Ears〉Boom2
イラストレーター・よしいちひろ

プロジェクターで映画を観るときに使います。
元々天井から何かを吊るすのが好きで、これも吊られている様子が可愛いです。こんなふうに垂直に吊るせるスピーカーは他ではなかなか見つからず、最新型は吊り下げパーツがサイドに移動してしまったのでさらに貴重な存在です。360度サラウンドに音を展開。
〈Bang&Olufsen〉のスピーカー
〈Bar Straw〉赤坂真知

大学生のときルームシェアをしていた友人の薦めで購入。高音質かつスペースも取らず、今の部屋、生活の流れにしっくりきています。
〈知名オーディオ〉のスピーカー
〈LIQUID〉村上純司

お店をつくる上で、飲み心地のいい空間を検討していて辿り着いたのが、創業1975年沖縄市コザのオーディオ機器メーカー〈知名オーディオ〉のスピーカーです。
どこから流れているの?と聞かれるほど、シンプル過ぎる直線的な見た目の美しさはさることながら、低音から高音までのバランス感に優れた美しい音色が、360度に向けて波紋のように広がり、空間全体を包み込みます。沖縄を代表する逸品だと思っています。
〈TRANSPARENT〉のスピーカー
グラフィックデザイナー・竹田美織

いい意味で存在が気にならないものを探していました。空間と一体化するような佇まいが気に入っています。
〈コロンビア〉のカセットレコードプレーヤー
〈OFF〉シェフ・谷垣亮太朗

1993年頃に発売された〈COLUMBIA〉製の名機。レコードは33/45/78回転が可能。
カセットテープの再生はもちろん、録音機能付きなのでMIXテープが作れちゃう。何ならカラオケ用途までついているデラックスプレーヤー。
〈Vifa〉のオスロ
空間デザイナー・村山圭

デンマークのオーディオメーカーのプロダクトで、ファブリックとフォルムが好きで購入しました。
気がついたら、どこかに貸し出しているなんてことが多いスピーカーです。展示空間にそっと置いてもとからあったように馴染んでいたり、家で使うより外で活躍しています。
かれこれ使って、7年ほどたっていて、そろそろバッテリーが怪しいですが、手放せません。
〈KORG〉の「KONNECT」
プロデューサー・奈雲政人

無骨でインテリアとしては映えないのですが、リビングで音楽をかけるときにさっとBluetoothで接続でき、かなりクリアかつ迫力ある音が出せます。
ステレオPAシステムがついているので、トークイベントやキャンプのBGM担当としても優秀で、実際スタンドと一緒に持っていくことも何回かありました。
レコードプレイヤー〈SONY〉PS-LX310BT
インテリアコーディネーター・MIKI

シンプルなフラットデザインで、横から見ると浮いているような軽やかさがあります。操作もシンプルで分かりやすいです。
レコードは出かける前の身支度の際に良くかけています。
〈AIRPULSE〉のA80
デザインディレクター・川浪寛朗

著名なスピーカーエンジニアのフィル・ジョーンズが設計したHi-Fiアクティブスピーカー。
書棚に自然と収まるオーソドックスな見た目とアンプ内臓のシンプルなシステムながら、ハッとするほど繊細で澄んだ音を鳴らしてくれます。音楽はもっぱらスマホですが、Bluetoothではもったいないので、より高音質なWifiオーディオレシーバーを介して接続しています。
お酒を飲んだ後、ソファの良いポジションで音楽を聴くのが日々のささやかな楽しみです。
〈Marshall〉Bluetoothスピーカー「ACTON II」
ライター・mei

起床してまずやることが、iPhoneと〈Marshall〉のBluetoothを繋ぐこと。それくらい生活に欠かせないアイテムのひとつです。
レコードでも音楽を聴きますが、アナログな雰囲気とは違って立体感と重厚感のある音が楽しめるので、その日の気分で使い分けています。
〈SONY〉のヘッドフォン特によく聴くジャズやUKロックとの相性が良く、これからもずっとお世話になる予定。
〈SONY〉のヘッドフォン
〈HOLON〉ディレクター・堀江麗

シンプルなデザインなので、普段の服装を邪魔しない印象です。つけ心地も抜群。
低音域に強いオーディオが好きで、音に没入したいときは装着しています。
〈Bang&Olufsen〉BeoSound 9000
グラフィックデザイナー・岸直人

デンマークのオーディオメーカー〈Bang&Olufsen〉の6連奏CDプレイヤー「BeoSound 9000」。チェンジャーが移動するさまにはゾクゾクします。
2011年に発売が終了、2020年にはメーカー修理も終了してしまったのですが、個人のマニアの方に修理してもらったりして、なんとか使い続けています。あのおじさんがいなくなったらどうしよう。(泣)