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ネオンアーティスト・Wakuが選ぶ一本。私の好きなナチュラルワイン

ここ10年で、ワインは難しいものから、一気に私たちに身近なお酒になりました。ナチュラルワインをカジュアルに楽しむワイン好きに聞いた、お気に入りの一本とは?

illustration: Hitoshi Kuroki / text: Maki Kakimoto

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音楽やアートにも通じる、
ワインと文化の響き合い

Waku(ネオンアーティスト)イラスト

父がワイン好きで、3年前の誕生日に生まれ年のラディコンをプレゼントしてくれたんです。飲んだことのない味で、二日酔いになりにくい感覚が新鮮でしたね。

コロナ禍で家飲みが増えた頃から、自分でも買うように。味やジャケから入りましたが、〈ヒューマンネイチャー〉の店主の高橋心一さんが作ったZINEに「カウンターカルチャー的な側面がある」とあり、自分の好きな音楽やアートにも通ずるんだと、さらに魅了されました。

そうした背景があるからか、扱う場所には面白い人が多く集まる。旅先ではワインのある飲食店をGoogle Mapsで探すことが習慣。知り合った人と飲むためボトルを携えて行くこともあります。ルノー・ブリュイエールの一本も、手みやげとして近所の〈チェスト船堀〉で買ったもの。友人との過ごし方、そして日常にワインは広がりを与えてくれます。

ルノー・ブリュイエール アルボワ・ピュピラン・プールサール
ルノー・ブリュイエール アルボワ・ピュピラン・プールサール/ローヌにてルノー・ブリュイエールと、妻のアデリーヌ・ウイヨンが栽培から醸造まで手がける。「飲み口はスッキリとしているんだけど、果実味がジューシーで旨味がちゃんとある。まさに好みの味でした」

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