こんなに夢中になったもの、
実は初めてなんです。
5年くらい前に友人宅で出会った、ナチュラルワインという存在。オレンジワインもその時に知って、「こんなワインがあるんだ」と衝撃を受けました。セラーも購入し、人生が変わったと言っても過言ではないくらいに生活の一部に。
行きたいワイナリーを目的に旅を構成することも多く、今までに7ヵ所に足を運びました。私が選んだ一本、ファットリア・アル・フィオーレのワイナリーにも実は、最近伺ったばかり。ネコシリーズ・チロルがずっと好きで、以前、醸造家の目黒(浩敬)さんにその思いをお伝えできる機会があり、その時のご縁でワイナリーに伺えることに。そこでは日本酒の酒蔵と容器などの設備を共用したり、近くにブドウ畑を造り始めていたりと、挑戦しながら進んでいく姿勢や熱い思いを肌で感じ、ここのワインに惹かれる気持ちが腑に落ちました。
全般的に広く学びたいというわけではなく、好きだと感じたワインをもっと深く知りたいというシンプルな気持ちが私の根本。なので、好きな一本に出会うと、お店の方や生産者の方をつい質問攻めにしてしまいます(笑)。一方で、一口目においしい!と感じたり、エチケットを見てときめいたりという直感を大切にしたいとも思っているので、知識などに縛られすぎず自由に楽しんでいきたいと思っています。そういう楽しみ方が、私には合っているのではないかなと思うんです。