灼熱のナパ・バレーで、
よく冷えたロゼを
かつては「ワイン=コンサバ」というイメージを持っていました。それをいい意味で壊してくれたのは東京・富ヶ谷の〈アヒルストア〉。
ボトルにくっついた手書きの説明書がユニークで、なかには「ダシっぽい」とだけ書いてあるものも(笑)。
すごくカジュアルに楽しめるお酒なのだと気づかされて以来、10年以上通い続けています。それに、好きな味は造られている国や土地と一緒に覚えているので、機会があれば生産地を訪れるほどに。仕事柄、アメリカ西海岸へよく行くので、カリフォルニアのナパ・バレーにある〈ハドソン・ワイナリー〉には何度か足を運んできました。
雲一つない青空の下に、見渡す限りブドウ畑が広がっています。そしてとにかく暑い。ここで飲む、しっかり冷やしたロゼの味わいときたら!チェリーの風味が香る爽やかな飲み心地をグッと引き立てるロケーションなんです。