馴染みない味わいを、縁のある造り手に学ぶ
まったくと言っていいほど馴染みがなかったこの世界を教えてくれたのは、ファットリア・アル・フィオーレの坂口礼奈さんでした。事務所の元スタッフで、のちにアメリカへ渡り勉強をしてワイン造りを始めたという話を聞いて。
初めこそ優しい味わいにびっくりもしましたが、造り込まれていない素材の味を感じられるのが面白いし、リリースごとに異なる味わいを楽しめるのがいいなと思えるようになって。旧知の仲だからこそ、メッセンジャーで「今は何がおすすめ?」って聞いて、僕好みのボトルを教えてもらえるのはかなり贅沢でありがたいですね。
返事が来れば即購入。だから大抵はウェブショップでオーダーしています。今やこれに限らず、いろんなボトルを試しています。神宮前にある〈ウィルトスワイン〉を覗いてみたり、近所のビストロでも、出張先のミラノでも楽しむほどになりました。