味わいの先にある
造り手の世界観に共感する
ナチュラルワインとの出会いは祐天寺の〈マーゴ〉というレストラン。そこで食事をする中で、ワインの造り手のストーリーを一緒に聞きながら飲んでいます。自然との向き合い方や、モノ作りに対する世界観が、僕らのファッション業界だとどうなのかと置き換えて考える楽しみもあります。
食事の時には、少し柑橘っぽい白を一杯、樽っぽい白を一杯、赤は重めのを一杯いただいたらそれで十分。お気に入りのボー・ペイサージュは、おいしいというだけでなく、造り手の岡本英史さんは尊敬する醸造家ですね。
以前ワイナリーにも泊まったことがあり、その時、お話を聞いたりする中で、誠実な人柄と仕事がすごく一致していらっしゃるなと。畑への思いや暮らし全般に対して、ブドウを作るのと同じ意識が一貫していて、無理はないけどできる限りのことを最大限されているというのが、素晴らしいと思っています。