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DJ・Licaxxxが選ぶ一本。私の好きなナチュラルワイン

ここ10年で、ワインは難しいものから、一気に私たちに身近なお酒になりました。ナチュラルワインをカジュアルに楽しむワイン好きに聞いた、お気に入りの一本とは?

illustration: Hitoshi Kuroki / text: Maki Kakimoto

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細かいことは気にしない。
まずは体で味わわなきゃ。

Licaxxx似顔絵イラスト

お酒全般、生産者や産地を勉強しないから、不誠実な飲み手かもしれない。そんな私をフランクに迎え入れてくれるのがナチュラルワインと、それを扱うお店の人たち。

〈カビ〉や〈ヒューマンネイチャー〉、下北沢の〈ドリンク&ムード ムー〉など、信頼できる店主やソムリエがいるところに通い、基本はお任せ。その日その時だけの楽しい瞬間に集中したいから、ボトルや食事の写真は撮りません。

でも〈ケイブマン〉で飲んだジェラール・シュレールは、昨年の夏からカメラロールにあって。リースリング独特の苦味がなく、驚くほどスルスル飲めたことを覚えています。

そうそう、苦手な人がいないから、手みやげにしやすいのも良いところ。1人では飲まないけど、常時1〜2本は家にあります。店にせよ、友人宅にせよ、ワインによって醸成される場のムードに魅了されているのかも。

DJ・Licaxxxが選ぶ白ワイン
ジェラール・シュレール・エ・フィス リースリング・ゼロ・デフォルト/我が道をゆく仏・アルザスのドメーヌ。何十年も農薬を使っていない畑のブドウは濃縮度の高さも別格。「透明度の高い白ワイン。でもオレンジに負けない果実味があって、絶妙なバランスでしたね」

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