紙のような質感と、テーブルクロスのような絵柄に心惹かれる
仕事を通じて日常的に紙に触れているからか、薄いテクスチャーに惹かれるんです。だから家にあるお皿も薄手のものが多い。
これは陶芸作家ユニット〈Satoko Sai + Tomoko Kurahara〉のもの。シルクスクリーンで陶器に絵を転写したり、鋳込(いこ)みや型押しを用いたりと、作品のコンセプトに合わせて様々な技法に挑戦されていて、アートピースと呼べる器を作られています。
一枚一枚、ストーリーも作風も異なるから、話を聞くと買わずにはいられなくて。特定の作家さんのものを集めることはないんですが、お2人の作品だけは別で、お皿は4〜5種、カップを数種類持っていますね。
これは毎年発表されていた「イヤーズプレート」シリーズ。ケーキを食べる時に使っていて、のせるとそのままテーブルクロスを切り取ったような情景でとても素敵なんですよ。縁のザラザラとした質感も気に入っていて、なにかと触ってしまいます。