前へと進むエネルギーをくれる
戦友のような存在
毎日膨大な情報が流れ、次々と何かが起きている。みんな混沌とした状況下で答えを探したり判断をしたりしながら過ごしています。そんな日々の中で何か答えを出そうとする時、僕が聴くのは混沌そのもののような曲。
1は、ハチャトゥリアン独特のテンポと迫力と道筋。そして壮大さと威厳を感じる曲。次々に敵を倒し、先へ先へと進んでゆく……。これを聴くと「もっともっと混沌を楽しめ!」と言われているような気がします。指揮者ラザレフの大きな存在を感じる演奏も魅力です。
2は「どうにでもなれ!」的な迫力極まりないラストに向かうすべてのパートに、自分の日々の混沌を照らし合わせ、最後に爆破!そんなエネルギッシュな曲。
3は大河のようにうねり、クライマックスに向かって挑むように流れていく。過去に民放会社から予算の都合で打ち切られ、厳しい状況で闘った日本フィルハーモニー交響楽団だからこその情熱的な演奏で聴きたい一曲です。