心の芯に響くのは
哀愁を誘うチェロの音色
僕は音楽的素養がまるでなし。楽譜は読めない、楽器の演奏もできない。昔はザ・ブルー・ハーツ、今はクロマニヨンズばかり聴いています。そんな僕がクラシックに出会ったのはラーメンズのコントを観ていた時でした。コントとコントの間に徳澤青弦さんがチェロの演奏をしていたのを、素敵だなと思ったのがきっかけ。クラシックとの出会いがチェロだったので、今でもその音色に心を震わせられます。
1は、逸話を含めて好きな曲。
2は、ゆったりとした序奏から、華やかに盛り上がっていきます。
3はチェロの哀愁を誘う雰囲気をたっぷりと表現しています。僕が一番好きなチェリスト、ピエール・フルニエの演奏です。派手さには欠けるかもしれませんが、品と芯がある響きが特徴。クラシックも落語も、誰かが作った作品を、他人であるプレーヤーが表現する芸術です。そんな共通点を考えると、演奏者の表現方法に目を見開かされるような発見をすることもあります。
1. 「無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV107」/バッハ
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2. 「チェロソナタ第1番へ長調 作品5-1」/ベートーヴェン
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3. 「チェロ協奏曲ロ短調 作品104」/ドヴォルザーク
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