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東京の踊れるミュージックバー3選〈32016〉〈ラウメン レコード〉〈バー ボノボ〉

良質なDJのプレーと、おいしい酒が楽しめるミュージックバー。近年ではサウンドシステムのクオリティも向上している。そんなミュージックバーの中でも、東京を代表する店3軒を紹介。店でプレーするDJに、とっておきの一曲も選んでもらった。

photo: Yutaro Tagawa / text: Katsumi Watanabe

32016(梅ちゃんBAR)(三軒茶屋)

夜景も楽しめる、
三角州の隠れ家

2007年に渋谷でオープン、15年に飲食店が軒を連ねる三茶の“三角州”へ移転。店主の名前から通称“梅ちゃんBAR”として親しまれている。DJは日替わりで、ソウルやディスコ、レゲエなど。最近ではヘビーメタルの〈HEAVY METAL RIOT〉も話題。日によってガラッとジャンルが変わるため、スケジュールをチェック。また、大きな窓からは首都高が見えるとあって、デートスポットとしてひそかな人気。

三軒茶屋〈32016〉店内
DJ・レジェンド
〈HEAVY METAL RIOT〉のDJ、レジェンドさん。
メタリカ『Master Of Puppets』
メタリカ『Master Of Puppets』をプレー。

RAWMEN RECORDS(三軒茶屋)

三茶の終わらない夜を
堪能したいなら

2020年にオープンしたミッドナイト・レコードショップ。レコードラックから内装まで、DIYで統一された店内は居心地がいい。スタッフにDJが多く在籍することから、週末の夜には同ビル3階の〈天狗食堂〉と合同でパーティが開催されることが多い。ハウスやディスコを中心に、快楽的な楽曲が延々とプレーされるため、朝には最高の高揚感を堪能できる。

三軒茶屋〈RAWMEN RECORDS〉店内
DJ・CALPISS
DJのCALPISS。
グローリア・アン・テイラー「Love Is A Hurtin' Thing」
愛にもだえグローリア・アン・テイラー「Love Is A Hurtin' Thing」をプレー。

Bar bonobo(北参道)

踊った後は、
お茶の間でチルアウト

2003年に〈Bar bonobo〉がオープンしてから、アパレルや飲食店などが増え、時間をかけて盛り上がってきた神宮前2丁目エリア。一軒家を改装した店内には、入口のバーから重い扉を開けメインフロアへ。店主の自作による音響システムではトランスからワールドミュージックまで、独特のポリシーで選ばれたDJが日々プレーしている。踊り疲れたら、2階の畳敷きの茶の間で、一杯飲みながらチルアウト。

北参道〈Bar bonobo〉店内
DJ・成浩一
DJでもあるオーナーの成浩一さん。
スイート・スモーク『Just A Poke』
スイート・スモーク『Just A Poke』がフェイバリット。