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東京の踊れるミュージックバー3選〈DJ BAR OATH〉〈渋谷花魁〉〈CAVE SHIBUYA〉

良質なDJのプレーと、おいしい酒が楽しめるミュージックバー。近年ではサウンドシステムのクオリティも向上している。そんなミュージックバーの中でも、東京を代表する店3軒を紹介。店でプレーするDJに、とっておきの一曲も選んでもらった。

photo: Yutaro Tagawa / text: Katsumi Watanabe

DJ BAR OATH(渋谷)

世界的な人気を誇る、
元祖DJバー

階段を下りるとシャンデリアなど、ギンギンのインテリアに心を奪われる。2005年のオープン以降、東京のアンダーグラウンドシーンを支え続けている店。チューニングを重ねたサウンドシステムで、国内の実力派DJたちがテクノやハウスなどをプレーしていることから、音楽好きから「とりあえずOATHへ」という信頼を得ている。来日した海外のDJたちがお忍びでプレーすることもしばしば。

DJ・ISPA
新世代を代表するDJのISPAさん。
Dutchican Soul「Raise It Up」
ディープなDutchican Soul「Raise It Up」をプレー。

渋谷花魁(渋谷)

道玄坂の麓でウォームアップ!

2010年にクラブで賑わう道玄坂の入口にオープン。チルアウトからジャジーなトラックまで、ゆったりとした選曲を聴きながら、ゆっくりお酒が楽しめる。古民家をリノベーションした店内には大きな窓があるため、どこか開放的で、このご時世でも気兼ねなくくつろげる。店のプロデュースを手がけるカワムラユキさんは、レーベル〈OIRAN MUSIC〉を設立。タツキ・オカダリムなど、東京発の新しい音楽を発信している。

渋谷〈渋谷花魁〉店内
DJ・カワムラユキ
カワムラユキさんはDJも。
ホセ・パディーヤ&カースティ・キーチェ「Helios」
ホセ・パディーヤ&カースティ・キーチェ「Helios」のリミックス。

THE MUSIC BAR -CAVE SHIBUYA-(渋谷)

レコードの温もりある
音質でくつろぐ

〈TANNOY〉のスピーカーや〈LINN〉のレコードプレーヤー、〈Bozak〉のDJミキサーなど。アナログレコードの温かみを再生するサウンドシステムをそのままに、2021年に代々木から移転。デジタルは一切使わず、すべてレコードでソウルやジャズ、バレアリックなど、とにかくゆっくりくつろげる曲を選び、早くも大人世代から人気を集めている。

渋谷〈THE MUSIC BAR-CAVE SHIBUYA-〉店内
ミュージックセレクター・北川毅
専属ミュージックセレクターの北川毅さん。
プールサイド『Low Season』
プールサイド『Low Season』でチル!