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〈JIMMY CHOO〉の新たなコンセプトストアが銀座に誕生

ファッションの新しいトピックをブルータスの視点で紹介するスペシャルなコラム通信「Mr. BRUTUS CLUB」。今回はスタンダードなアイテムに出会える、とびきりのショップをご紹介。

photo: Kazufumi Shimoyashiki / text: Minori Okajima

見渡したくなる巨大な“バックヤード”

JIMMY CHOO GINZA CONCEPT STORE(銀座)

銀座に突如現れた〈ジミー チュウ〉の新たなコンセプトストア。世界で4番目、日本では最大となるショップに足を運ぶと、入口に聳(そび)え立つオーキッド(蘭)のオブジェがお出迎え。売り場面積約160m2の広々とした空間は1階がウィメンズ、2階はメンズで、吹き抜けでつながっている構造だ。“バックヤード”がこの店舗のコンセプトになっていて、随所にその要素がちりばめられている。

店舗デザインを手がけたのは、ニューヨークとパリを拠点とするインテリアアーキテクチャー・デザイン事務所〈クロスビー スタジオ〉。パリのモンテーニュ通りにオープンしたPOP-UPブティックの内装を進化させた造りとなっている。まるで展覧会のように、あちこち眺めながら買い物が楽しめる設計だ。

素晴らしいのは内装だけでなく、アイテムの品揃えも充実している。中にはストア限定のシューズやバッグも置いていて、色展開も豊富に扱っている。

試着するひとときを過ごしてほしいという思いから、長いソファなど、フィッティングスペースを従来よりも広く確保しているのも、日本随一の路面店ならでは。時間を忘れて〈ジミー チュウ〉のプロダクトと向き合える、唯一無二の空間だ。