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あの人の、いつもの朝ごはんVol.3 正田真弘、上田瑠偉、山本海人

朝ごはんは家族と一緒に。好きなものを好きなだけ食べる。お気に入りの店で至福のひとときを過ごす。和食に洋食、朝パフェ、朝ラー、朝カレー。過ごし方も違えば、食べるものも違う。だけどみんな等しく、朝食が大好きなんです。

Text: Emi Fukushima

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正田真弘

子供たちを笑顔にさせる
朝の秘策

発酵好きの妻の影響から、寝かせ玄米と自家製味噌を溶かしたお味噌汁が朝の定番。モチモチした食感の玄米は味が良く、1回炊けば3、4日食べ続けられる日持ちの良さも、毎日の手間が省けて嬉しいです。味噌は、麹を多めにしたものや麦で造ったものなど、数種類をストックし、日によって替えたり、組み合わせたり。おいしくて、朝パッと用意でき、腸内環境にも良い!撮影前でも力が湧く、文句なしの朝食です。

一方で、最近我が家の朝に登場するようになったのが、パフェグラスに盛り付けたフルーツヨーグルト。ここ数ヵ月の自粛期間中、2人の子供たちとのデザート作りにハマっていて。その流れで購入したパフェグラスを朝に使ってみたところ、見た目が楽しいからか、子供たちが乗り気で早く食べ終えてくれるんです。忙しい朝には重宝しています(笑)。

そして、これまでの朝食は主に妻が作っていましたが、パフェは僕が担当。朝に台所に立つ機会が増えたのも、ある意味暮らしの新定番です。

上田瑠偉

朝ラン後のご当地ヨーグルトがマイブーム

トレイルランナーって長い距離を走るから、朝からがっつり食べるイメージがあるかもしれませんが、僕は意外と朝は少食。昼と夜にしっかり食べるので、一日の摂取カロリーや栄養バランスも考えながら、基本的に朝は好きなものを食べるようにしています。

ここ2年くらいはヨーグルトにフルーツとグラノーラが多いですね。ただ、大会の1週間前になると朝から炭水化物を積極的にとるようにしています。これはカーボローディングといって、エネルギーの源・グリーコーゲンを体に蓄えておく食事法。コンディションを整えるという意味でも、朝食はとても重要なんです。

最近は、熊本県の球磨郡で合宿をした時に食べた《球磨の恵み》というヨーグルトがきっかけで、ご当地ヨーグルトにハマっています。ちょっと高級なスーパーに行って色々な種類を食べ比べたり。好きなのはコクがあって、もっちりとしたヨーグルト。《球磨の恵み》は入手困難なので、それに代わるヨーグルトを見つけたいですね。

ヨーグルトにフルーツ&グラノーラ
ヨーグルトにフルーツ&グラノーラ。
この日のヨーグルトは宮城県・蔵王町のもの。蔵王山嶺で生産される新鮮な生乳で作られ、なめらかでコクがある。そこに季節のフルーツや、栄養価の高いグラノーラを加える。

山本海人

釣り→カレー→温泉
田舎暮らしの朝定番

都内と神奈川県の真鶴町、それぞれに拠点を持ち、行き来する生活をしています。真鶴にいる日の朝は、大抵6時に起床。コーヒーを飲んでたばこを吸ったら、車で3分ほどの港へ釣りに行くのが日課です。

その後、11時頃に朝食兼昼食で必ず寄るのが喫茶店〈あけび屋珈琲〉。僕が頼むブラックカレーは、黒ゴマやマンゴーなど、カレーにしては珍しい食材が使われていて、甘いんだけど、途中で辛くなる。家では絶対に作れない不思議な味わいがやみつきになるんです。食べ終えたら、その足で温泉へ。湯河原の〈ままねの湯〉に行くまでがルーティンです。この至極の朝コースがある限り、真鶴通いはやめられません!

〈あけび屋珈琲〉のブラックカレー
あけび屋珈琲〉のブラックカレー。黒ゴマ、黒コショウ、マンゴー、バナナ、ココア、ホタテ入り。コーヒーセットで¥1,100。住所:神奈川県足柄下郡真鶴町岩242-1 | 地図/TEL:0465-42-9844/営:10時30分〜21時/休:月曜

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