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定番のテキーラから変化?ダンスホールでは今、メキシコの蒸留酒・メスカルがブーム

話題に事欠かない東京の夜。酒場で意外なブームが起きていたり、新たな遊び場が誕生したり、若きスターが誕生したり!夜遊びの途中で見聞きしたニュースもこぼれ話も、ぎっしり詰め込んでお届け。

photo: Yusuke Abe / text: Katsumi Watanabe / edit&text: Emi Fukushima

クラブやDJバーに入ったら、最初の1杯目はテンションをアゲるため、ショットグラスのお酒で勢いをつけておきたい。定番だったテキーラに代わり、今年の春先くらいから同じメキシコの蒸留酒・メスカルが出てくるケースが増えている。

「スモーキーな味わいで口当たりもいいから、ゆっくり飲んで」とは、メスカルの販売・卸を手がける〈万珍酒店〉の店長、宮川義浩さん。一気にあけず、チビチビ飲んだ方が心地のいい揺れ、酩酊感が持続するという。オアハカ近郊で自生するアガベから、蒸留を含め一からすべて手作業で、一本ずつ丁寧に造られるそう。

「変にアガりすぎず、(酔いの)ミッドとハイのあたりをキープする感じが心地よく、音楽やコミュニケーションに向いている」と宮川さん。ナチュラルワイン同様、翌日まで残らないのもクセになる。

アルタレス・デミ・ティエラ
アルタレス・デミ・ティエラ/ドライで飲み心地のいい香ばしさのエスパディン(左端)、カカオ香るチョコラテ(右端)も◎。
下北沢〈万珍酒店/MANGOSTEEN〉ポメロとメスカルのカクテル
ポメロとメスカルのカクテル/フルーティなジュースとの相性もいい。ポメロのジュースとメスカル、香辛料・タヒンをひと振り。