十中八九同じ味!クック井上。の思い出巡りの料理レシピ:下北沢・〈ぶーふーうー〉の「チキンソテー」

残念ながら閉店してしまった名店のメニューを、クック井上。さんが自身の舌の記憶を頼りに再現、そのレシピを紹介する「十中八九同じ味!思い出巡りの料理レシピ」。今回教えてくれるのは、下北沢〈ぶーふーうー〉の「チキンソテー」。

初出:BRUTUS No.875「みんなで集まる場所のつくり方。居住空間学 再生編」(2018年8月1日発売)

photo & text: クック井上。

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下北沢〈ぶーふーうー〉の「チキンソテー」

東京で一番ゆる~くて自由な街、下北沢。今はなき下北沢駅南口からすぐの場所に、数年前まであった喫茶店〈ぶーふーうー〉は、ゆる~く24時間営業。半地下で、さらには極限まで薄暗い照明なので、店内は昼でも夜。バイトは全員バンドマンで、長髪かパンキッシュヘアーに、ピアス&タトゥ&じゃらじゃらアクセという自由のフル装備。

そんなお店に、昼夜を問わずに集うお客に一番人気なのがワンコイン500円、看板メニューの「チキンソテー」。甘み抑えめ、醤油が勝った照り焼き風のこいつが、大盛りご飯に合う!打ち合わせ中のバンドマンも、ライブで滑った芸人も、稽古終わりの役者も、始発待ちの酔いどれも大満足。おとぎ話『3匹の子豚』の教訓“勤勉の大事さ”とはちょっと違う、夢追い人のたまり場でした。

思い出再現レシピ(1人分)

〈ぶーふーうー〉の「チキンソテー」

(1)強火で熱したフライパンにサラダ油小さじ2を引き、両面に塩コショウした鶏もも肉1枚の皮目を1分焼く。
(2)水150㏄を入れて蓋をして蒸し焼きにし、水気が飛んだら蓋を開け、ひっくり返し中火で2分焼く。
(3)醤油・酒・水・みりん各大さじ1、砂糖小さじ1/2を加えて絡めたら完成。

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