遊び心の中にある巧みな感情表現
小さい頃から大好きだったチャップリンの無声映画。そこで使われているラグタイムの音楽を掘り下げていくうちにジャズも聴くようになりました。個人的にはテクニカルで洗練された作品よりも、遊び心のある親しみやすい演奏に惹かれます。
その中でさりげなく感情の機微が表現される瞬間にグッときますね。私は時々、自分が音楽を作る意味について深く考え込んでしまうことがあるんです。でもジャズプレーヤーたちは、あまり難しく考えず自分らしさを出すことに集中しているように思えて。自分の音楽にもその空気感を取り込みたいと思いながら聴いています。