峯田和伸、石川啄木、アンネ・フランク…。あの人が日記に綴った、赤裸々な恋
text: Izumi Karashima, Daisuke Watanuki / edit: Emi Fukushima / cooperation: Nikki-ya Tsukihi
恋をすると、その思いを言葉にしたくなる。それは、戦時中の少女も、きらびやかな舞台に立つスターも、アーティストも、みな同じ。彼や、彼女が綴ってきた「日記」を覗いてみると、初恋、結婚から別れ、不倫まで、さまざまな「恋模様」がありました。溢れ出た思いはどれも強烈、だからこそ、時代を超え心に響く。
初出:BRUTUS No.926『恋の、答え。』(2020年10月15日発売)
初出:BRUTUS No.926『恋の、答え。』(2020年10月15日発売)
ローマ字で記す婚外恋愛
『ISHIKAWA TAKUBOKUROMAJI NIKKI (啄木・ローマ字日記)』
石川啄木/著 桑原武夫/編訳
過酷な時代に芽生えた思春期の淡い恋心
『アンネの日記 増補新訂版』
アンネ・フランク/著 深町眞理子/訳
長く激しい恋ゆえの喜びと苦しみ
『私は生まれなおしている』
スーザン・ソンタグ/著
デイヴィッド・リーフ/編 木幡和枝/訳
緊急事態に深まったパートナーとの関係
『個人的な三月 コロナジャーナル』
植本一子/著
東京に来た小説家の言葉の壁を超えた愛
『ブローティガン 東京日記』
リチャード・ブローティガン/著
福間健二/訳
恋の甘さも、苦さもすべて笑い飛ばせ
『恋と退屈』
峯田和伸/著