俳優・門脇麦が水族館に通う理由。「いつでもワクワクがチャージできるから」

かわいくて、不思議で、面白い、生き物たちの魅力が詰まった水族館に魅せられる人が急増中。海や川の生き物を愛し、水族館に通う俳優・門脇麦さんの、楽しみ方や時間の過ごし方を聞いてみた。

初出:BRUTUS No.1003「通いたくなる水族館。」(2024年3月1日発売)

text & edit: Yuriko Kobayashi

釣りのためにも魚をインプット

祖母の家から行きやすかったこともあり、小さい頃から月1くらいのペースで家族と東京の〈しながわ水族館〉に通い詰めていました。私は釣りが趣味なのですが、今でも釣り仲間と一緒に水族館に集合しています。

子供の頃から好きなのは、50種類ほどの魚が泳ぎ回る〈トンネル水槽〉。全長22mもあって、まるで海の中にいるような気分になります。最近のお気に入りは東京湾の魚を展示する〈品川と海〉コーナー。釣りをすることもあり、定期的に通って魚の姿と名前をインプットしています(笑)。

私にとって創作意欲の根源はワクワクすること。その気持ちが鮮明で強烈なのは子供時代に経験したことなんです。水族館で魚を見たり、釣りをしたりすることも、そう。そうしたワクワクを定期的に味わうことは、お芝居をするうえでもすごくいい影響を与えてくれると感じています。

次に行ってみたいのは〈アクアマリンふくしま〉。親潮と黒潮がぶつかる豊かな海域である“潮目”を再現した〈潮目の海〉の展示をぜひ見てみたいです!

東京〈しながわ水族館〉の〈品川と海〉コーナー