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ロンドン〈ブリュードッグ AF〉。世界初のノンアルコールバー



「ノンアルコールビール?」と失笑されがちだったイギリスにも、ようやくノンアル時代到来か。2007年に創設以来、業界を激震させてきたクラフトビール界のパンクロッカー〈ブリュードッグ〉が、ロンドンに「世界初」というノンアルコールバー〈ブリュードッグ AF〉をオープンし話題だ。

photo: Haruko Tomioka / text: Megumi Yamashita / edit: Kazumi Yamamoto

ノンアルでも酔える⁉
クラフトビールの新トレンドはコレ?

「ラガー、IPA(インディア・ペールエール) 、ペールエール、スタウトなど6種7銘柄の自社ノンアルビールなど15種類のノンアルドリンクを揃えています。EUではアルコール分1.2%以下が“ノンアルコール”。ウチのノンアルビールはあとでアルコールを抜くのではなく、アルコールを抑えて醸造しているので、味には定評があります」と店長のジョーさん。

早速、人気銘柄、IPA「パンク」のノンアル版を試飲。苦味も程よく、ホップの味が際立つ芳醇な味わいにびっくり。ノンアルでも酔っぱらえるかも、なリアルさだ。

通常のビールより3種多い9種類のホップを使い、ラクトース(甘味料)を配合するなど試行錯誤の末に到達した味だとか。5種類のモルトに加えコーヒーを配合したというスタウト「ウェイクアップ・コール」は、苦味と甘味とクリーミーな泡のバランスが絶妙。

ノンアルコールだけのバーの今後が興味深いところだが、肉も酒もいらぬという若者が増えるなか、ノンアルのクラフトビールは、侮れない存在になってきた。

この店の魅力は?

1:ノンアルコールの生ビールが15種類も飲める。

2:アルコール抜きでも盛り上がるイベントを主催。

3:ノンアルコールのワインやスピリットもあり。