音楽と食について思いを巡らせ、
ライブハウスの屋上に開園した〈十三月農園〉。
バンドGEZANボーカル、マヒトゥ・ザ・ピーポーさんに聞きました。
ルールはなく、週1くらいのペースでできる人がやる。「畑があれば集まれる。やっぱりリアルなコミュニケーションがいい」 
リキッドルーム外観。もともと防音のために屋上には芝が敷かれていた。
Q
始まりのきっかけ。
マヒトゥ・ザ・ピーポー
昨年コロナ禍で予定していたライブがなくなり、時間を持て余す中で農作業をしてみたいと思った。友人らと一緒にリキッドルームの屋上で〈十三月農園〉をスタートしました。
Q
畑がある意味。
マヒトゥ
畑を耕せば汗もかくしお腹も空く。家にずっといて五感が奪われるような生活をしていたので新鮮な気持ちで向き合えた。以前から音楽と食における価値を再認識したいと思っていたし、ここでみんなで集まってやることの大切さも実感できました。
Q
なにが採れる？
マヒトゥ
夏はキュウリ、ナス、ズッキーニ、スイカ。秋に向け育ててるのは大豆とサツマイモ、エダマメ、ハーブ類。
Q
どう使う？
マヒトゥ
収穫時にいるメンバーで食事会（笑）。育てた野菜で染色もしたい。
Q
これからどうする？
マヒトゥ
本来は在来種を育てるのが良いことだと思ってる。でもその難しさもわかった。農業の背景を経験から学べたことは良かったし、耕すことは収穫物を得る以上に貴重な体験になってる。今後も自分たちのフードプロジェクト『全感覚菜』に繋げたい。
