パリ、ソウルに続いて〈ルメール〉がショップの拠点地に選んだのが東京・恵比寿。駅から少し離れた住宅街にぽつんとある〈ルメール エビス〉は、1960年代に個人邸宅として建てられた家屋を改装している。170㎡の広大な敷地には、ウェアからバッグ、シューズまで幅広いラインナップが揃う。
ただアイテムを陳列しているだけでなく、アーティスティックディレクターであるクリストフ・ルメールとサラ= リン・トランのエッセンスが色濃く反映されているのが魅力。サラ= リンがキュレーションした女性アーティストの書籍が実際に購入できたり、東京・羽根木のアトリエ兼ギャラリーショップ〈Out of museum〉がセレクトするオブジェが置かれていたりと、随所にこだわりが表れている。
そしてこの店では、リビング奥にある庭でチェアに腰かけたり、世界で唯一備えているキッチンにて、タイミングが合えばお茶と焼き菓子でもてなされたりも。まるで家に招かれたような、優雅な買い物体験が楽しめるのだ。
さらに今後は展覧会やコンサートなどブランドを通じた新たなクリエイティブの場として運営されていく予定。ますます居心地のよい空間になりそうだ。
エドストローム オフィス
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