京都駅周辺のおすすめスポット
日の出湯
東寺の近くに佇む老舗のシブい銭湯、
日の出湯で汗を流す
京都駅八条口から徒歩10分。東寺近くの路地に入れば突如どかーんと現れるシブい外観。1928年に建てられた木造の銭湯で30畳ほどの脱衣所は京都で最大規模だ。開放感と清潔感ある浴室は初心者でも入りやすいはず。季節に合わせた催し、6月には脱衣所の奥の池のある坪庭でホタルを鑑賞できるなどのイベントも。旅の終わりに名物銭湯で汗を流すのはいかが。
脱衣所は大迫力の格天井！昔のまま残る木製のダイヤガラスのロッカー、貫と匁表記の体重計、そして女風呂には赤ちゃん用の木製寝台、それにハンドフリーでレトロなドライヤーも、と歴史を感じずにはいられない。壁に貼られた店主手作りの「昭和新聞」は常連たちのコミュニケーションツールにもなっている。 
主湯は夏場で41℃設定。地下水掛け流しがありがたい水風呂は約18℃。サウナはない、というのがむしろ老舗銭湯ファンにはポイント高し？浴室を照らす2つの丸いライトもインパクト大。 
2週間ごとに替わる暖簾は30種以上。オリジナルで招き猫などが染め抜かれた手ぬぐい1,200円はぜひおみやに。入浴料・大人450円。
京都センチュリーホテル
旅の〆は、京都センチュリーホテルの
重厚感溢れる空間でタイムスリップ
駅前の老舗ホテルが、「ノスタルジック ジャーニー」のコンセプトを掲げてリブランディング。駅徒歩2分の近さにあって、一歩足を踏み入れれば別世界。旅の最後は街の喧騒を離れて、異空間や格調高いバーで気分をリセットするのも大人の旅っぽくてオススメだ。宿泊客のみのサービスも多く滞在して満喫するもよし。
6階まで広がる圧倒的な吹き抜けにシンボリックな「かんじんの京灯り」が鎮座するアトリウム。空間の至るところに京都の工芸の技が光る。手前はフリースペースで、周りはビュッフェレストラン〈オールデイダイニング ラジョウ〉。詳細はHPを確認。 
オーセンティックなバー〈ESSEX（エセックス）〉はオリジナルのスコッチウイスキーの名前でもある。その他、豊富なウイスキーが揃うほか、フレッシュフルーツを使用したカクテルも。新幹線待ちの一杯で贅沢なひとときを過ごしたい。 
前身である〈京都ステーションホテル〉は昭和天皇即位式の慶祝事業の一環として、1928年に開業し、その後、移転。理念を継承しながら今に至る。京都に現存するホテルで3番目に古く、創業93年を迎える。
京都タワー
京都のランドマークを
どこから撮るか？を考える
見かけるとついケータイを取り出してしまう京都タワー。しかし、どこから撮るか？が当然重要なわけで。駅周辺でも意外な姿を切り取ることができる。例えば、九条あたりの路地の隙間からひょっこり顔を覗かせる京都タワーは愛らしいし、烏丸通の雑踏の中でドンと構える姿は勇ましい。夜はライトアップされ、また違った表情を見せてくる。旅の思い出にこのランドマークをどう収めるのか？写活に時間をかけてみるのもいい。
まったく遮るものなし！タワーと真正面から向き合えてしまう好スポット。京都駅ビル10階のスカイウェイから。 
碁盤の目よろしく、烏丸口側に張り巡らされた鉄骨越しのショット。駅ビルの東側、大階段の途中にある室町小路広場から。 
夕日のタワーは、駅の南東へ徒歩10分の崇仁地区から。2023年にこの地へ移転してくる京都市立芸術大学の工事はすでにスタートしている。つまり、こんな抜けのいい絵が撮れる瞬間も今のうちかも。photo：Kunihiro Fukumori
