〈フリッツ・ハンセン〉社のドットスツール
張り地を替えて長く使い続ける、シンプルで繊細な一脚
「祖父母の家で見つけ、時機を見計らってもらってきた」というのが、アルネ・ヤコブセンがデザインした《ドットスツール》。「脚のアールが美しく気に入っていたんですが、次第に合板の座面が剥がれてきてしまったんです。
2021年に飛騨高山の椅子張り工房〈MØRUS〉さんと知り合い、相談して張り替えてもらうことに。座面の外側が膨らみ、中央が微妙に窪んでいる繊細な形を保ったまま張り替えてくださったので、なおさら愛着を感じています」