“今”しかない音を刻み込む面白さ
私が16歳の時に発表した『PLANKTON』は、小さい頃から大好きだったビバップが中心のピアノトリオ作品です。当時、(石若)駿さんが「今しか出せない音があるよ」と言ってくれて。ありのままの演奏を残せることがジャズの魅力だと思い制作を決意しました。
現在はジャンルにとらわれず、ヒップホップやポップスの要素を織り交ぜながら楽曲を作っています。ただ、その中にジャズの基本的な技術を取り入れると、すごく新鮮に受け取ってもらえることがあるんです。その点、音楽活動をジャズからスタートできたことは自分にとって大きなプラスだったと思います。