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鎌倉

The 1950

名前に入った数字“1950”は、実は配達先だったGoogleの所在地から。それが今やブランドを代表する商品に。リムやイルガチェフなどエチオピアを主体としたブレンドで、焙煎加減はシングルオリジンよりもやや深めに仕上げられている。「ジャスミンのような華やかな香り、複雑なスパイス感、キャンディのような濃厚な甘さがあり、ミルクを入れても引き立ちます。どんなシチュエーションでもおいしい」(加藤)。200g 

深煎り、そして宅配。70年代から続く札幌の自家焙煎の香り。

札幌をよく知る東京の人と、コーヒーの話をしていたら「札幌って深煎りだよね」と言われた。

「そうだよね」と答えつつ少し考え込んだ。札幌は東京をコンパクトにしたような街で、何でもバランス良く揃っている、ある意味無難な都会である。コーヒーについてもセカンドウェーブ・サードウェーブもしっかり来ているし、スペシャルティコーヒーとして流行っている店も見受けられる。それなのにパッと出てくるイメージは「深煎り」

札幌から発信する、 日本画の伝統と可能性。

昔の合戦絵と思いきや、よく見ると戦っているのは武士ではなくお菓子たち。2016年、札幌の地下通路を利用したギャラリースペースで展示された絵は「きのこたけのこ戦争」と呼ばれSNSで話題になった。ユーモラスだが、「見立て」という伝統的手法を踏まえて描かれた、れっきとした日本画だ。古典模写の授業で題材として取り上げた絵巻の面白さに気づき、「襖絵によく描かれる竹をタケノコのお菓子に置き換えたらどうなるかな

家具好き、フレンチ好きがネルソンを長年愛用する理由。| 宮田一彦 (建築家)

自他共に認めるミッドセンチュリー好きで、特にフレンチヴィンテージには目がないと語る宮田一彦さん。確かに、北鎌倉の自宅兼アトリエには、フレンチ好きなら誰もが羨む名作椅子がちらほら。でも、若かりし頃、一番最初に買ったミッドセンチュリー家具はジョージ・ネルソンのプラットフォームベンチだ。1994年に復刻された現行品を入手した後、しばらくしてヴィンテージに買い替え、つい最近、貴重な50年代のメタルレッグを

香取神宮の狛犬

全国に400社以上ある香取神社の総本社である千葉県・香取神宮。こちらの有名な宝物としてまず名前があがるのが、国宝・海獣葡萄鏡。白銅質の円鏡に、葡萄唐草文、獅子、麒麟、鳳凰などがあしらわれた、中国唐代の工芸品。正倉院、四国大山祇神社の神鏡と並び「日本三銘鏡」とされています。

そんな国宝に勝るとも劣らない、魅力的な宝物がもう一つあります。それが、鎌倉時代後期から室町時代初期に、瀬戸の古窯で焼かれたと

スペシャリスト2人が語る、伝統建築のこと。

藤塚光政 さてまずはここ、宮城さんのホームグラウンドでもある平等院の話から始めましょうか。鳳凰堂って、洲浜のせいか甲殻類が池に入っていくようにも見えるし、また翼廊と尾廊があるせいか、そのシルエットが鳳凰よりオスプレイのように見える。ほかにはない特殊な平面の建築だなと思いました。
宮城俊作 そうですね。ある意味で具象建築ですね。平等院は、遣唐使の廃止後、和様が独自の発展を遂げて形を成しつつあった時代

Pompon Cakes BLVD.

 鎌倉の移動ケーキ屋〈ポンポンケークス〉の立道嶺央さんが2015年、お店を構えた。
「中心部からは離れているけれど、時々バスが通る大きな通りがアメリカの片田舎みたいで気に入って、〈ブールヴァード〉と名づけました」
 二方向の窓から明るい光が差し込む店内は、私物のレコードプレーヤーなど愛着のある品々が置かれ、まるで嶺央さんの部屋のよう。よい香りがしたと思ったら、母の有為子さんが、焼きたてのアップルパ