
操上和美と大根仁 対談「男らしさって?」。
半世紀以上のキャリアにわたり男たちの顔を写真に収めてきた写真家、操上和美と、今っぽい男たちのあり方を映像の世界で見せてくれる映像ディレクター、大根仁。数々の男を見続けてきた2人は、男のどこに、魅力を感じるのだろうか。
その夜、やや緊張がちな面持ちで最初にワインバーに現れたのは大根仁さん。同じ俳優と仕事をしていることもある2人だが、意外にもこの夜が初対面なのだ。時を置かずしてやってきた操上和美さ
半世紀以上のキャリアにわたり男たちの顔を写真に収めてきた写真家、操上和美と、今っぽい男たちのあり方を映像の世界で見せてくれる映像ディレクター、大根仁。数々の男を見続けてきた2人は、男のどこに、魅力を感じるのだろうか。
その夜、やや緊張がちな面持ちで最初にワインバーに現れたのは大根仁さん。同じ俳優と仕事をしていることもある2人だが、意外にもこの夜が初対面なのだ。時を置かずしてやってきた操上和美さ
付き合って2ヵ月。41歳の彼女との結婚を考えています。彼女の年齢のこともあり、早々に結婚したいと親への挨拶の段取りなどしていますが、「なぜ一回り以上も上の女性と? 子供は大丈夫なのか?」と難色です。いつまでも子に依存しないで、親に自立してもらいたい。どう説得するのがいいでしょうか。(IT関連/27歳/男)
小津映画観賞後、人はなぜか饒舌になります。もしかしたら今までご紹介した入り口の扉を
すべて開けてしまうからかもしれません。そして、この2人もそうでした。小津の入り口、最後は観賞後です。
小津の登場人物は始終何かを食べている。あるいは、食べることばかり考えている。戦前の映画、例えば『一人息子』では、母親が幼い子供を叱りながら石臼でそばの実を挽いているシーンがある。信州を表現し、かつ母親の苦労が込められている。時代が進み、上京して成長した息子が母親に食べさせるのは、夜鳴きそばだ。当時は珍しかったラーメンを「おつゆが旨いんですよ」と得意げに振る舞う。この食にまつわる変化だけで、ストー