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映像作家・柿本ケンサク from BHIVE

ブルータスが、クリエイターとファンとの距離感をもっと近づける次世代のコミュニティ〈BRUTUS CREATORS HIVE〉をはじめる。この新たな取り組みについて、そして参加クリエイターの1人である、映像作家の柿本ケンサクを紹介する。

illustration: Takashi Koshii / text&edit: Taichi Abe

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BRUTUS CREATORS HIVEとは?

時代を作り出すクリエイターを、より近くで応援するプロジェクト

グラフィックデザイナー、イラストレーター、ミュージシャンから、料理人、ダンサー、標本作家といった肩書の人々まで。まるでブルータスの特集ラインナップのような、“クリエイター”の幅をより広く捉えたコミュニティ〈BRUTUS CREATORS HIVE(以下BHIVE)〉をスタートさせた。

その仕組みを一言で説明すると、クリエイターとより深く交流するためのサブスクリプションスタイルのプロジェクト。BHIVEに集合した各クリエイターの中から気になるアカウントをフォローすると、彼ら彼女らによるBHIVE限定のコンテンツが楽しめる。普段は見せない創作の裏側を動画や文章で切り取って伝えたり、クローズドなイベントを開催したり、限定作品を販売したり。

参加クリエイターそれぞれのスペシャルな発信がBHIVE上で行われていく。不特定多数を相手にしたSNS上での発信とは異なり、サポートしてくれるファンへコンテンツを届けることで対価を受け取る、という創作活動が可能になるのだ。ブルータスはクリエイターを継続的にサポートしてきたメディアとしてこの場を創出し、クリエイターが生み出す世界とコンテンツがファンにより良い形で届くよう、新たな関係性が生まれる場をエディットする。

参加するファンだけが特別なコンテンツを享受

ファンは各クリエイターが個々に設定した金額でアカウントを購読。クリエイターのページに行くとオリジナルなコンテンツに加え、例えばYouTubeやSpotify、OpenSeaなどと連携した色々なコンテンツを楽しめる。例えば半年後にできる“作品”の制作過程を共有しながら、最後はそれを手に入れる、なんて楽しみも。

次世代のコミュニティ、BRUTUS CREATORS HIVEはじめます

映像作家・柿本ケンサクについて

アーティストとしても活動する映像作家の表現の源を探る

大河ドラマ『青天を衝け』のメインビジュアルとタイトルバック、映画『恋する寄生虫』、さらには広告の数々……誰もが一度は何かしらを目にしたことがあるであろう柿本ケンサクさんの作品。それほど、彼の活動は多岐にわたる。

清水寺の経堂や成就院に展示された写真作品
『−TIME−音羽山清水寺』展。清水寺の経堂や成就院に彼の写真作品が展示された。「時間」というテーマのもとで、「今この一瞬を生きている」という概念を表現。

また、柿本さんは現代美術家としての顔も持つ。2016年、代官山ヒルサイドフォーラムでの写真展『TRANSLATOR』や、その翌年にニューヨークのタカ・イシイギャラリーで開催された『HYOMEN』展など、アーティストとしての活動も幅広い。これだけ多作かつ観る人に感動を与え続ける彼はどんな思考を持ち、制作に取り組むのか。

任天堂の『スーパーマリオラン』の映像広告
任天堂の『スーパーマリオラン』の映像広告。リアルとグラフィックが心地よく融合した世界観を味わうことができる。

「今回、どのようなコンテンツを提供できるか考えていました。クライアントワークというよりは、僕が自分の作品制作を行い、そのバックストーリーを紹介したうえで、作品を鑑賞してもらうとか?まだ結論は出ていませんけどね」と語る柿本さん。クリエイティブの源を探るきっかけになりそうだ。

柿本ケンサク
国内にいたかと思えば、撮影で海外へ。柿本さんの活動はグローバルだ。

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