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暮らす

〈LATITUDE〉オーナー・石川誠が選んだ椅子

食事をしたり、読書をしたり、時には何かを置いてみたり……椅子は心地よい居住空間に欠かせないもの。だからこそ、そのセレクトからは、自然と住み手の暮らしが浮かび上がってきます。「居住空間学2023」で取材した部屋から厳選した椅子を紹介。椅子から考える居住空間学“サイドB”です。

photo: Maya Matsuura, Junpei Kato, Rasmus Rønne, Taro Hirano, Masaki Ogawa, Sayuki Inoue / text: Chieko Tomita, Sawako Akune, Emi Fukushima, Masae Wako, Asuka Ochi / edit: Kazumi Yamamoto, Tami Okano

〈ハーマンミラー〉社の《アーロンチェア》

一番長く座るから、堅牢なアルミ製オフィスチェアを

〈ハーマンミラー〉のアーロンチェア

自宅で写真や映像の仕事も手がける石川さん。長時間座ることの多い地階の書斎に選んだのは、人間工学に基づいて1994年にデザインされた《アーロンチェア》。

「この家に引っ越してきた時、“本当にいいものを一つ持とう”と決めたんです。オフィスチェアの中でも長く使えるアルミのタイプを買いました」。3ヵ月待って手に入れたのは、ボディがポリッシュドアルミでアームが黒の本革という最上級モデル。「座り心地が抜群によくて気に入っています」