〈In-N-Out Burger〉
基本メニューがハンバーガー3種類とフライドポテト、ドリンクの組み合わせしかないので、ドライブスルーのオーダーで躊躇する必要もない。もちろんお店で食べることもでき、赤と白を基調とした店内はオールドスクールなバーガーショップでなかなかの雰囲気。

ここがカリフォルニアの人たちに愛される理由の一つは、ヤシの木がトレードマークの、東海岸にはない地元のハンバーガーであることのほかに、バーガー通のわがままな注文に柔軟に対応してくれることだ。通常のサウザンドドレッシングのソースをクラシックなケチャップとマスタードにしてもらうのは朝飯前だが、中でも愛称がつくほど定番化されたシークレットメニューに注目。
〈イン・アンド・アウト・バーガー〉の社長のお気に入りという“フライングダッチマン”なるバーガーは、ハンバーガーの必要条件だと思っていた上下で挟むパンがなく、ビーフパテとチーズのみというハードコアなスタイル。頼めないお店もあるという理由で今回は撮影させてもらえなかったが、一度は試してみたいチーズハンバーグだ。
テリヤキもフィッシュも
ありません
レジに貼られたメニューは至ってシンプル。オニオンにレタス、トマト、100%のビーフパテを挟んだクラシックなハンバーガーをベースに、そこにチーズを挟んだチーズバーガー、チーズとビーフパテを2倍にしたダブルダブルの3種類のみ。それにもう一つの名物、角の立ったフライドポテトと、シェークを含むドリンク。これが〈イン・アンド・アウト・バーガー〉の基本メニューだ。
【STANDARD MENU】

材料の中から柔軟に
カスタマイズします
基本メニューは少ないが、それをベースにしたカスタム注文には柔軟に応じる。これらは「シークレットメニュー」と呼ばれ、それぞれに愛称がついており、その呼び名で注文すればほとんどの店舗で通用する。ビーフパテやチーズの枚数の増減は当然。パテを抜いたハンバーガー、さらにはパンを抜いてしまうという、見た目にはハンバーグにしか見えないハンバーガーも注文可能だとか。
【SECRET MENU】
【成功の理由】
・迷う必要もないほどメニュー数を絞り込む。
・顧客のオーダーにはできるだけ柔軟に対応。
・愛称のついたシークレットメニューがある。