TaiTan
いや、本当にすごいよ。
周啓
なにがだよ。
TaiTan
こんまりだよ。『人生がときめく片づけの魔法』を読んだわけだけどさ、本当にすごいんだよ。そもそも俺の夢は、こんまりみたいになることだからね。
周啓
それは説明が必要だろ。
TaiTan
存在自体が動詞になる、っていうね。こんまりってその第一人者だから。
周啓
たしかに。改めて読むとすごい本だった。「片づけをしすぎて病院に搬送された」「年賀状は受け取った時点で役割を終えている」とか、片づけを突き詰めた結果、表現が過剰になりすぎてて面白い。普通に声出して笑っちゃった。
TaiTan
それなのに、めちゃくちゃ納得感あるんだよな。もう俺も、普通に影響を受けてものを捨てたくなってる。捨てることを目的に、ものを買うようになったりね。
周啓
そんなやつはいちゃいけないんだよ、今の時代に。でも、俺もこんまりに影響を受けて、大量のCDを片づけたもんね。
そのとき気づいたんだけど、雑に段ボールに投げ入れられるCDと、どうしても投げられないCDがあるんだよ。それが「ときめくか、ときめかないか」なんだな、って。
TaiTan
なるほどね。いつか、お前の存在自体が「投げる」を表す動詞になるといいよな。玉置投球。
周啓
雑すぎるだろ。「投げる」を表す動詞になりたくはないよ、別に。
TaiTan
こんまりには2つ、発明があるんだよ。「Spark Joy=ときめく」っていう動詞の発明と、「こんまり」の存在自体が動詞になるっていう発明。俺がリスペクトする日本人三傑に入ってるよ、今。だから俺もいつかは、動詞になりたいよね。
周啓
お前もすでに動詞になってるだろ。「悪だくみ」っていうさ。
TaiTan
そのドメインはとってねえよ。