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月星座が教える「本当の自分」。天秤座が気をつけたい人間関係

西洋占星術において、心や身体を表すとされる月。月星座を見ると、通常の星座占いでは見えない「素の自分」がわかる。と同時に、仕事や公の場では隠れている、人間関係における要注意事項も……。毎週ホロスコープを寄せてくれている七嶋ナオさんに話を伺った。そもそも月星座とは?「まとめページ」も読む。

text&edit: Motoko Kuroki / illustration: Asami Hattori

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基本性格

そのシンボル=天秤が表すがごとく、バランスを取るのがうまく社交性にも優れている天秤座。

「妥協がうまいと言うか、妥協を悪いことだと思っていなくて、落としどころを見つけるのを気持ちいいと感じるのが天秤座です。人付き合いも得意ですが、中立を好みます。平和がいちばん、という性分です」(七嶋さん)

集団の調和を重んじ、そのためにはいろいろな顔を使い分けられる。品格ある振る舞いをすることに矜持を持っている。いっぽう、完璧主義なところがあり、善悪よりも美を価値基準においているのも大きな特徴。

「基本的に正義の人で、ジャッジを求めます。真・善・美が大切で、混沌や不完全を本能的に嫌うんです。秩序のある美や快楽、品格を重要視します」

天秤座に月を持っている人は、それゆえ、美への追求心が強く、ファッションリーダーも多い。「みっともない」のが何より嫌で、完璧主義者の面も。博愛的で知的な紳士だ。

人間関係、ここにご注意

「平和主義でそつがない。そんな天秤座は、建前を重視しているところがあります。なので、人当たりはいいのに、『この人は本音で話しているだろうか』と周囲に思われる可能性があります」

12星座の火地風水の4つに分類したとき、天秤座は「風のエレメント」に属する。風は、知性を表すもの。月星座・天秤座の人は、知性で自分の本音や、柔らかく生々しい感情を抑え込んでしまっているかもしれない。そのため、自分で自分を見失いかねないので気をつけたい。

さらに、「まあまあこの辺で……」と落としどころを見つけるセンスは抜群だが、常に中立でをとる姿勢は、場合によっては事なかれ主義と見なされることも。ときには、みっともなさを恐れずに、感情に正直になってみよう。

「完璧を目指しすぎて、一人で辛くなることにも注意を。自分の腹黒さを許し、人間は完璧ではないと理解した上で完璧さを求めましょう」

そもそも月星座とは?自分の月星座を調べる

私たちが普段「自分は〇〇座」と言うときに使っているのは「太陽星座」と言われるもの。「太陽星座は、外から見た自分、社会的な自分を表すと言われています。それに対して月は、自分が自分に持つイメージ。太陽星座が“スーツ姿”だとしたら月星座はいわば“パジャマでいる自分”を示すものなんです」

月星座を調べるには、以下のリンクから誕生日を入力。結果の表の中で、月マークの横に書かれた星座が、自分の月星座だ(*外部サイトにつながります)。

http://nut.sakura.ne.jp/wheel/sabian.html

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