基本のあんこレシピ
長尾流あんこは、小豆の風味と歯応えの残る素朴なおいしさ。「たった一つ、コツをお伝えするならば、騙されたと思って一度はレシピ通りに作ること」。完成まで1時間弱。煮汁の色の変化も楽しんで。
自家製あんこ(約600g)
【材料】
小豆:300g
グラニュー糖:150g
キビ砂糖など:100g
(1):小豆はさっと洗って鍋(2Lくらいの容量)に入れ、水800mlを注いで中火にかける。砂糖はグラニュー糖と、キビ砂糖やテンサイ糖、ざらめ状の粗糖などコクのある精製度の低いものの2種類を用意。重さを量っておく。
![自家製あんこ 調理作業](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/03/9dfe4dc65d14f2256f887560ac270dd2.jpg)
(2):煮立ってきて、小豆が浮き上がってきたら2、3分そのまま煮た後、レードルなどで煮汁を合計400mlほど取り除く。煮汁の色はこれくらい。差し水を2Lほど用意しておく。
![自家製あんこ 調理作業](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/03/7fe17e5c30878090ac2342d880faf1d7.jpg)
(3):(2)に差し水約500mlを一気に注ぎ入れ、いったん温度を下げ、再び煮立てる。
![自家製あんこ 調理作業](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/03/91ed47e2bf2fbcd432a1e2da1826ece0.jpg)
(4):(2)と同様に数分煮てから、レードルで煮汁を取り除き、差し水を注ぐ。これをあと2回繰り返す(計4回)。繰り返していくと、だんだん煮汁の色が濃くなる。アクが出てきたら適宜取る。
![自家製あんこ 調理作業](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/03/db7ff4569a48dc37d2ccc9cb8a83d315.jpg)
(5):小豆がかぶるくらいの水加減まで煮汁を取り除いて調整し、弱火にして蓋をする。20~30分ほどかけて小豆が指で潰れるくらいに軟らかくなるまで煮る。
途中木べらをそっと差し込み、鍋底に水分があるかどうか確認(鍋底が乾かないよう随時水を足す)。
![自家製あんこ 調理作業](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/03/faf9c29c2056ea1b0b1989d753464a6e.jpg)
(6):煮上がった小豆に砂糖2種類を加えて、火にかけたまま木べらで底から混ぜる。お汁粉を作る場合は、砂糖が溶けたら(この状態が“ゆで小豆”)好きな分量を煮汁と一緒に取り分けておく。
![自家製あんこ 調理作業](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/03/01171f1bbcf85fa01afacddbd816b5e2.jpg)
(7):木べらで鍋底から混ぜながら、煮詰めていく。火加減は、焦げつかないように弱めにし、混ぜる手を止めないこと。時々火を止めて、煮詰まり加減と潰し加減を見る。少し軟らかいかなと思うくらいで火を止める。
![自家製あんこ 調理作業](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/03/f705b0b2e9d01729b410377083bc10f1.jpg)
(8):煮上がったあんこをバットなどにすくってのせる。粗熱を取ってから密封容器に移す。保存は冷蔵庫か家の中の温度の低い場所を探して。
![自家製あんこ 調理作業](https://brutus.jp/wp-content/uploads/2022/03/19fc1f13c5b40d24568256b2dff8741b.jpg)